おはようございます。今日は皆さんに聞いて欲しい、そして考えて欲しい話が二つあります。
一つ目の話は、50年前のことに関係があります。その頃、私は小学校に入学したばかりで、ウルトラマンやウルトラセブンが大好きでした。その中で登場する科学特捜隊やウルトラ警備隊の隊員が使うバッジ型の通信機や腕時計型のテレビ電話を見て、こんなの本当に将来使うのかなあ?と思ったものでした。
でも、今の時代、スマホ(スマートフォン)は電話をかけることができ、映像で相手の今の姿を見ることもでき、写真を撮ったり、ゲームができたり、隊員たちが使っていたものよりはるかに発達しているのではないでしょうか?
確かにスマホは便利なものです。しかし、使い方を間違えると恐ろしい道具になってしまいます。写真はSNSなどを介して、あっと言う間に全世界に広がってしまいます。うそやでまかせも、ものすごいスピードで広がるのです。
学校にスマホは、原則必要ありませんが、便利なものを便利に使うためには、ルールやマナーを守ることが必要です。車も今や生活の中では欠かせないものですが、一つ間違えば命を奪ったりすることがあります。だから交通ルールがあるのです。ぜひ、学級で、そして家へ帰ってから家族の皆さんと話し合ってみてください。
今日のもう一つの話はけんかの話です。けんかしないで仲良く暮らすことは大切なことですが、それでも考えが違ってぶつかってしまい、けんかになってしまうことはよくあることです。けんかをしてしまったら、どうしてこうなったのか、どうやって仲直りするかなどを考えることも必要です。
そして、私が言いたいのは、けんかの中で暴力を使うことは絶対にいけないということです。暴力を使うことをけんかとは言わないのではないでしょうか。また、背の高さや体重、その他、今すぐ変えたりできないその人の様子をからかいの対象とすることも間違っています。それは殴ったり蹴ったりはしていませんが、一種の暴力です。私は言葉の暴力と呼んでいます。