学力とは何か?これまで様々な議論がなされてきました。学校教育法では学力の3要素が次のように規定されています。①「 基礎的・基本的な知識・技能の習得」、②「これらを活用して課題を解決するための思考力・判断力・表現力など」、③「主体的に学習に取り組む態度」(学校教育法第30条第2項)
今日、小学6年生と中学3年生を対象に全国学力・学習状況調査が実施され、本校6年生も調査に参加し、1限から5限まで、学力調査や児童質問紙に取り組みました。調査の内容ですが、国語と算数ではA区分とB区分の問題があり、Aは上記の学力の要素①について問う「主に知識・技能に関する問題」、Bは学力の要素②について問う「主に活用力に関する問題」です。理科(3年に一度の実施)については①と②を一体的に問う問題です。児童質問紙は、学習意欲や学習方法を含め、生活の諸側面等に関する調査で、学力の要素③に関係するものです。
この調査で得られた結果をもとに、国ではこれからの学習指導要領の内容や様々な教育施策の検討・実施に、府や市などの教育委員会では確かな学力の定着や向上のための方策の検討・実施に、そして学校では、一人ひとりの子どもたちが「できた!わかった!」という喜びを感じることができる授業づくりや熱中没頭して学べる学習環境づくりに取り組みます。味舌小学校でももちろん取り組んでまいります。
調査結果は例年8月末に学校へ返ってきますが、今年はもう少し早く返却できるようにしたいと文部科学省の方がニュースでは仰っておられました。調査結果は児童への評価としての側面もありますが、指導改善の資料としての側面もあります。少し先にはなりますが、調査結果をしっかりと生かしたいと考えています。
6年生児童の皆さん!一日お疲れ様でした!