2019年6月12日水曜日

八十八の手間(令和元年6月12日)

 時の流れの早さを感じます。昨年は6月8日に行った田植え体験(https://mashita-principal.blogspot.com/2018/06/3068_8.html)を今年は今日、6月12日に実施しました。この1年間、もっと時間の幅を狭めると昨年の田植え体験から稲刈り体験までの期間、稲の成長にとってはいろいろなことがありました。7月の大雨、そしてその後の酷暑。9月には大きな台風が直撃しました。田の持ち主である木下さんは日々他の様子や稲の成長の様子を見て、稲のピンチを切り抜けようと努力されてきたのです。毎日のように当たり前に食べている米。でも食卓に上るためには多くの苦労があるということを5年生児童には知って欲しいです。

 市役所の方が、今日の作業の説明の中で仰いました。「米作りには『八十八の手間』がかかると言われています。それで米という字ができたのです。それぐらい多くの作業を経て米ができ、皆さんは美味しいごはんを食べています。今日はその作業の内の田植えを、そして十月には稲刈りを経験してもらいます。」

 5年生が田植え体験を終えた後、木下さんをはじめ協力いただいた方々が残っている苗を植えておられました。さらにこの後木下さんは植え方が浅くて浮いてきた苗の植え直しも行うと伺っています。5年生児童がたくさんの作業を手伝うことはできません。しかし、これからの厳しい天候などのもと、たくさんの作業を行う中で育っていく稲の日々の姿を5年生児童にはしっかりと見て欲しいと願っています。本日の機会を設けていただいた、木下さんはじめ関係の皆様に深く感謝申し上げます。