今日は、「味舌むしろ」を織ることをはじめ、わらを扱うことについての体験学習に5年生が取り組みました。ご指導いただいた皆さんのお話によると、「昔の農家は米を収穫した後に収入があった。つまりまとまったお金が入るのは1年に1回。大変苦しい家計だった。そこで、稲刈りの後にできるわらを使って、この味舌地域ではむしろを織った。家族全員で織っても一日に10枚程度しかできなかったが、むしろを売って生計を立てていた。」と、いうことでした。
体験後に一人の男子児童がつぶやいていました。「僕はこのようにじっくり作業を積み上げることは大好きです。だから今日は楽しかったです。それにしても機械がない時代に工夫と苦労をして、いろいろな品物を生み出していた昔の人はすごいと思います。」そうです!人は考え、生み出す力を持っています。5年生児童は貴重な体験をさせていただきました。お世話になった皆さん、ありがとうございました。