2018年11月5日月曜日

ノースポールとクラブ活動(平成30年11月5日)

 今日の6時間目、4年生以上は「クラブ活動」の時間でした。かつては4年生以上で週当たり1時間の時数が割り当てられ、時間割表にも明記されていた「クラブ活動」ですが、平成10年に改訂され、平成14年度から完全実施された学習指導要領から、各学校ごとに年間、学期ごと、月ごとなどに適切な授業時数を充てるものとすると定められています。

 かつて、中学校でも「クラブ活動」が部活動とは別に必修化されていた時代がありました。部活動は課外活動であり、入部するか否かは自由であり、一方「クラブ活動」は特別活動の一部であり、全員が必ず何かに入って、授業の一環として活動しなければなりませんでした。これは、私が中学校の頃、始まったもので放課後の部活動と区別して、「必修クラブ」と呼んでいました。

 必修クラブで、私は「菊づくりクラブ」に入っていた年がありました。課外の部活の顧問の先生や生徒指導の先生が指導を担当しておられ、「お前も入れ!」と言われ入りました。土を運んだり、植木鉢を移動したり、作業の手伝いばかりのクラブでした。ちょうど今頃の季節に、咲き誇る大輪の菊を中庭に並べ、お茶会を開いた時には、クラブ員はお茶とお菓子をいただき、何か誇らしい気持ちになったものです。

 運動場でサッカーやドッジボールを楽しんでいる児童の様子を見た後、2年生がさつまいもを収穫した後の花壇に「ノースポールギク」(寒白菊)の苗が植えられているのを見て、いろいろ思い出していました。中学校の「クラブ活動」はその後、部活動への全員入部を以って実施したとみなすことができるとなり、今では学習指導要領にはその表記はありません。