2018年8月4日土曜日

閉会挨拶(平成30年8月3日・一中校区合同研修にて)

    皆さん、3時間半にわたる長時間の研修、お疲れ様でした。また、本日の一中校区合同研修の準備や運営に携わっていただいた担当の方々、ありがとうございました。

    さて、次期学習指導要領は2030年を見据えたものだと言われているのを皆さんはご存知でしょうか?東京オリンピックから10年後、子どもたちが社会に出て、どう生きていくのかを考えて、力を育むことが求められています。

    2029年には人工知能は一人の人間の能力を上回り、2045年には常識を持った人工知能が実用化され、多くの人間は職業を失うとも言われています。教員はなくならない仕事だとある本には書かれていましたが、2045年には鉄腕アトムやドラえもんのような人工知能を持つロボットが活躍するとも言われており、安閑としてはいられません。

    そんな中、今子どもたちに教育で育まなければならないものは、自分で学ぶ力と知的好奇心ではないでしょうか?様々な環境の中で、自分で考え判断し、常に何故なんだろう?もっと学びたい、知りたいと思えるような子どもに育てていく必要があると考えています。

    もちろん、そのような態度や能力は教職員にも求められます。今日の全体会で学んだ多様性を認めることの必要性は、教育の基盤になることでしょうし、各分科会での活発な議論は、自分も学ぼう、新しいことを知りたいという意欲の表れであったように感じました。

    私の教え子にモノレールの運転士がいますが、万博記念公園駅で運転士を交代する時、お疲れ様!よろしく!と声を掛け合っている様子を見たことがあります。目的地へ向かう車両と続いていくレール。そして、労いと励まし。一中校区の小中連携、一貫教育も、ぜひこうありたいと思っています。

    今日を機会に、児童生徒のためにさらにつながりを深めたいと考えます。今後ともよろしくお願いいたします。