2018年12月28日金曜日

皆様、よいお年をお迎えください!(平成30年12月28日)

 摂津市の現在の気温はおよそ7℃。冷たい風が吹いているせいか、それより寒く感じます。体育館の中も10℃。フロアに立っていると足元から冷たくなってきます。

 屋上からは、あべのハルカスが見えます。典型的な冬の空です。学童保育室には子どもたちの姿が見えますが、寒さのせいか運動場で遊ぶ子どもの姿は見えません。エアコンの室外機も一部が動いているだけで、静かです。

 明日から1月3日まで、学校業務は休業します。皆様のご支援のおかげで今日を迎えることができました。大変お世話になり、ありがとうございました。また、新しい年もよろしくお願いいたします。それでは、よいお年をお迎えください。どうか亥亥(いい)年になりますように!

2018年12月27日木曜日

冬のプール(平成30年12月27日)


    6月の地震では、摂津市内の小中学校の施設にもいろいろな損壊が生じました。本校では、北館のエレベーター棟の被害が一番大きく、建物などにひびが入ったところもたくさんありました。プールは体育館と隣接しており、そのつなぎ目に当たるところにもひびが入っていますが、現在修理を依頼しています。修理は一度には進みませんが、7月から少しずつ着実に進めていただいています。

 冬場でも、時折、プールへ点検に行っています。今年の夏、あまりの暑さに生温くなっていた水も刺すように冷たくなっています。(水の中に入ったわけではありませんが…。)ひびの入った場所を見ながら「来年の水泳が始まるまでには修理していただけるだろうなあ。」などと考えていると、元気な子どもたちの声が聞こえてきました。学童保育室の子どもたちの声です。

 プールの塀越しに学童保育室の靴箱の前でけん玉をしている3人の子どもたちに「上手だね!」と声ををかけてみました。すると3人はいろいろなけん玉の技を見せてくれました。そうこうするうちにこのやり取りを見たり聞いたりしていた室内の子どもたちが、外へ出てきました。「校長先生、プールで何してるの?」「プールの中に入ったらあかんのに!」など、14,5人の子どもたちが次々に話しかけてくれました。

 「早よプールに入りたいなあ。」「夏休みが今から楽しみ!」そんなことを言ってる子どももいました。気が早いなあ。「点検してくれてありがとう!」そんなことを言ってくれる児童もいて、うれしいことを言ってくれるなあと喜んでいました。「冬休みは真ん中まできましたか?」との質問もありました。静かな学校だと昨日お伝えしましたが、学童保育室の子どもたちと話をしていて、寒い毎日ですが、心の中がほんわかしました。

2018年12月26日水曜日

カウントダウンの声が聞こえる?(平成30年12月26日)

 8時10分を回ったところです。いつもなら登校する児童を校門で迎えている時間帯ですが、冬休みの味舌小学校は静かです。本校では8時10分になったら校舎内へ入ってもよいことにしており、登校して来て、玄関の外で待っていた児童の声が5日前までは響いていました。

 天気予報によりますと今日の最高気温は11℃。週末はかなり冷え込むことが予想されています。今年も今日を含めてあと6日です。一週間を切り、カウントダウンが始まったという感じですね。学校業務は明後日28日までで、29日から新年3日までは休業です。子どもたちは、それぞれどんな冬休みの毎日を過ごしているのでしょうか。

2018年12月25日火曜日

今がチャンス!〜防災意識の高まり〜(平成30年12月25日)

 穏やかな天気です。土曜・日曜と振替休日があったため、終業式の後、3日間の休みがありましたが、規則(摂津市立小中学校の管理運営規則)では今日から冬休みです。何度も繰り返し話題として出てきますが、今年は地震、台風、大雨、酷暑と自然の脅威に何度も苦しめられました。摂津市を含めた大阪府北部にはいくつかの活断層が南北、東西に走りますが、どこかで「いつかは起こるかもしれないが、まあ大丈夫かな?」という意識が私にも少なからずあったのかもしれません。台風の直撃も大阪府にはこれまであまりありませんでした。しかし、地球温暖化の影響からか海水温が上昇し、台風が発生する緯度が以前よりも高い場所になり、台風のコースも変化してきています。今年は逆走台風もありました。「大丈夫」な状況とは明らかに違ってきています。

 昨日、大阪ガス ハグミュージアム(京セラドーム大阪 前)で開催された「次世代につなぐ防災&減災フォーラム」に参加しました。第1部から第4部までで構成され、非常に盛りだくさんの内容でした。ここでは、フォーラムから学んだこと、印象に残った言葉などをお伝えします。

 「今夏の地震や台風によって防災意識が高まっている。」…災害にどう立ち向かうかは、けっして他人事ではなく我が事としてとらえなければならないという機運が高まった今こそ、家族でも防災についてしっかり話し合わなければならないと思いました。

 「子どもは大人の背中を見ている。」…大人が災害に対して主体的に対応しなければ、子どもも自ら命を守る行動をとらないのではないでしょうか。命を失う可能性があるならば、それに備えて、逃げる姿勢を大人が持たねばならないのだと思います。そして、自助の大切さが言われますが、自らも備えながら、共助・公助と一体となって、自然災害に立ち向かう社会を構築しなければならないと感じました。

 「いざという時のことを考えることが、いざという時の行動につながる。」…以前、盛岡大学の先生と防災についてお話しした時に、いろいろなことを考えたり、訓練しておかないと、いざという時に動けない。やったことがないことをいきなりやれと言われてもできないと先生が仰っていたことを思い出しました。

 「いろいろな人が災害に遭っていることを忘れてはいけない。」…お年寄りのこと、赤ちゃんのこと、障害のある人のこと、外国から来ている人のこと、その他いろいろな人が災害時には避難します。多様性の理解も大切ですが、ついつい内に向きながら生活することが多くなってしまう中で、日頃からのつながりの必要性を改めて感じました。

 この摂津市は、そして、私たちの味舌小学校区は、住みよいいい町ですし、さらに良い町になることを願っています。そのために、学校教育に携わる立場として何ができるのかということも改めて考えました。本市の防災アドバイザーでもある東京大学大学院 片田 敏孝 特任教授は昨日の講演で「岩手県釜石市では、子どもと逃げたお年寄りもいた。逃げないとあの子たちが私を助けに来て、ともに命を落とすかもしれない。その人は、愛するこの地に住む者のお作法として、私も津波が来る時はまず逃げると語っていた。命を守る姿勢を社会全体で育む環境が大切だ。」と話しておられました。今日の穏やかな校区の様子を見ながら、「育みの環境」づくりに力を注ぎたいという思いを新たにしました。

2018年12月21日金曜日

安心できる学校をつくろう!(平成30年12月21日・終業式での話より)


    味舌小学校の皆さん、おはようございます。今朝は寒いですね。さっき体育館の中にある温度計を見たら10℃を少し下回っていました。今日は2学期の終業式ですが、みなさんは2学期の始業式の日のことを覚えていますか?約4か月前の始業式の日、大阪の最高気温は34.1℃でした。今年の夏は酷暑と言われるような暑さでしたが、少し暑さもマシになったように感じていた始業式の日、それでも34.1℃ありました。朝、見てきた天気予報では、今日の大阪の予想最高気温は16℃ということでした。少し昨日までと比べると暖かいようですが、それでも始業式の日と比べると20℃近く低いですね。日本は春・夏・秋・冬の変化を楽しめる国です。四季の内の夏から冬まで、3つの季節を2学期の中で経験してきました。長い長い2学期でした。

 さて、明日から迎える冬休み、楽しいこともたくさん待っていますが、交通安全をいつも心がけてください。毎朝、私は校門に立っていますが、登校中、道いっぱいに広がって歩いていて、注意しなければならないことがときどきあります。広がっていると自動車や自転車と接触する危険がいっぱいです。先日、他の校区で、小中学生が道いっぱいに広がって歩いていて、他の通行者の迷惑になっているという市民からの通報があったと聞いています。どうか、マナーを守り、安全をいつも考えて、道を歩いたり、自転車に乗ったりしてください。

 ところで、味舌小学校にはたくさんの小鳥たちがやって来るのを皆さんは知っていますか?小鳥の中でも一番よく見かけるのはスズメですが、スズメはなぜ人里で多く見かけることができるのでしょうか?それは、人がいるとスズメにとって自分の命を脅かすヘビなどが近寄って来ず、安心できるからだとも言われています。ツバメなども同じ理由で、軒先に巣を作ったりしますね。人がいるから安心!この味舌小学校も友達やたくさんの先生がいるから安心して通える学校、いつも皆さんがそう感じられるように、来年も頑張りたいと思っています。

 今、私の方をしっかり向いて皆さんは話を聞いてくれています。皆さんの元気な顔を来年1月8日の始業式で見ることを楽しみにしています。それでは、元気に、楽しい冬休みをすごしてくださいね。

2018年12月20日木曜日

美しい学校にするために(平成30年12月20日)

 今日は大掃除です。教室のワックスがけも行っています。この2学期、暑い日も寒い日も、お世話になった教室などを美しくしてくださいね。

 今日の大掃除では音楽は流れませんが、通常の掃除の時間には、「ドレミの歌」「線路は続くよどこまでも」「手のひらを太陽に」など計6曲が繰り返し流されています。以前、他のもので書いたことがあるのですが、掃除はみんなが気持ちよく暮らせるように行うものです。私の父は国鉄(今のJR)職員でしたが、最初は駅員(駅で勤務する人)をしていました。改札で切符を切ったり(昔は今のような自動改札はありませんでした。)、通過列車の安全確認を行ったりしていましたが、駅のトイレ掃除も仕事の一つでした。ひどく汚れている時や冬の寒いときは辛かったそうですが、お客さんに気持ちよくトイレを使ってもらおうという気持ちでトイレをきれいにしていました。

 本校には、パッカー車もあります。これは教育委員会が所有するもので、全小中学校で使用しますが、車の保管場所が本校になっています。本日、本校でも行っていましたが、学校樹木の剪定を行った際には、パッカー車を利用して、切った枝をリサイクルプラザへ運びます。(木をチップにするなど再利用を図ります。)

 先ほど校内を回ってきました。きれいになっていました!運動場の樹木もスッキリしました。

2018年12月19日水曜日

給食ともしばらくお別れ…(平成30年12月19日)

 写真をご覧ください!給食委員の児童が毎日書いてくれている「今日の給食のメニュー」です。今日は、児童に大人気のカレーです。長かった2学期の終業式は明後日、21日。今日は2学期最後の給食です。

 今朝、調理員に「今日が2学期最後の給食ですね。」と声をかけると「残念ですねぇ。」との返事でした。そこで「では、特別に明日からも作ってくれますか?」と私が言うと「それは無理ですね!」との答えが返ってきました。

 間もなく各クラス、「もぐもぐタイム」が始まります。この時間になると、おしゃべりを止めてみんな食べることに集中します。昨日、あるクラスへ給食を食べている様子を見に行くと子どもたちが一斉に話しかけてくれました。「今日のケーキ、校長先生も食べたん?」「残ったケーキ、くじ引きで当たってん!」その他、いろいろなことを質問したり、教えてくれたり…。私は担任に尋ねました。「もぐもぐタイムやのにみんな話していますね?」担任は答えました。「校長先生が来るまで、静かやったんです!」

 今日は、様子を見に行くのを我慢しています。今頃、みんな味わって食べているかな?給食調理員の皆さん、2学期の給食ありがとうございました。3学期もよろしくお願いします。

2018年12月18日火曜日

二わのことり(平成30年12月18日)

 1年生の道徳の教科書に「二わのことり」という教材があります。この教材にも、葛藤する場面がありますが、まず話の内容を紹介します。

『今日は、やまがらの誕生日です。小鳥たちはみんなやまがらの家での誕生会に招待されていました。しかし、一方でうぐいすの家で音楽のけいこが予定されています。やまがらの家は山奥の大きな木の穴で、暗いところにあります。うぐいすの家は梅の林の中の明るいところにあります。結局みんなうぐいすの家へ向かって飛んでいき、迷っていたみそさざいもうぐいすの家に行きました。うぐいすの家は明るく楽しく、ごちそうもあり、みんな楽しそうです。でもみそさざいは誕生日に寂しく過ごすやまがらのことを思い、こっそり抜け出して、山の奥のやまがらの家へ飛んでいきました。「お祝いに来たよ。」とみそさざいが言うと、やまがらは喜んで小さな目に涙を浮かべたのでした。』

 実は、2月に本校で行う研究発表会で、1年生でこの教材を使って道徳の授業を行います。今日は、2年の学級で研究授業を行いました。どちらへ行くか迷う場面で、一人の児童からこんな声が出ました。「友達を一人ぼっちにしたらダメ!」主題は友達を思う心ですが、みそさざいになり切ってしっかりやまがらのことを思ってくれました。道徳の授業、さらに研究を続けます。

2018年12月17日月曜日

大きくなったね!(平成30年12月17日)

 2時間目に保幼小交流の時間を設けました。来年度、本校に入学する(一部他の小学校へ入学する幼児もいましたが…)せっつ幼稚園、べふこども園、子育て総合支援センター、正雀愛育園、せっつ遊育園、みなみせんりおか遊育園、そして正雀ひかり保育園の幼児が、本校1年生の歌を聴いたり、ゲームをしたりして、楽しい時間を過ごしました。帰る時には、どの幼児も「ありがとうございました!」としっかり挨拶ができていました。来年4月の入学式が、今から楽しみになってきました!

 今日、本校1年生児童が歌を歌ったり、幼児と遊んだりする姿を見て、入学当初と比べて「大きくなったなあ!」と感じました。と、同時にそれぞれが就学前の教育・保育施設に通っていた時は「年長」児として頑張っていたわけで、「何も知らない」「何もできない」状況で入学してきたのではないことを改めて感じました。1年生と年長児との交流は、私にとっても有意義な時間でした。

2018年12月15日土曜日

読書は世界を広げる!(平成30年12月15日)

    今日、市民文化ホールで摂津市読書感想文コンクール表彰式が開催されました。本校児童も「特選」1名、「佳作」1名、「努力」2名が入選し、表彰を受けました。おめでとう!

    本で知る新しい世界!本で出会う人々!本の中で味わえる体験!よい本との出会いは人生を何倍も面白くしてくれます。

    今日の「特選」に選ばれた児童の感想文朗読を聞いて、受付でいただいた感想文集を読んで、本を読みたくなったのは私一人ではないでしょう。

2018年12月14日金曜日

ありがとうございます!パ・セ・リ!(平成30年12月14日)


 2年生が、苗を植え付け、コンテナ内で育っている様子を観察し、そして収穫。さらには、給食の食材として美味しくいただいたパセリ。JA北大阪の皆さんのご指導により、たくさんのことを学ばせていただきました。2年生の児童一人ひとりがお礼の手紙を書き、本日JA北大阪 管理部企画課 改革推進係長の山根様に、手紙を校長からお渡ししました。夢が広がる新しい形の農業を模索するこの試みが、さらに進展することを願ってやみません。ありがとうございました。

花はいい言葉をかけられるときれいに咲く?(平成30年12月14日)


 心を込めて本校校務員が育ているプランターの花が咲き始めました。かわいい小さな花です。集中玄関のところで見ることができますので、ぜひご覧ください。

 私は、咲いている花の横を通る時、「きれいやね!」「もっともっとさいてや!」と心の中で声をかけます。花にも感情があって、優しい言葉に応えてくれるような気がするからです。でも、実際には「悪い言葉」をかけても花はきれいに咲くそうです。2年ぐらい前にラジオの子ども電話相談で、「いい言葉をかけると花はよく育ちますか?」という小学生の質問に大学の先生が、「言葉は関係ありません。ただ、花はさわると太く、短く、たくましく育つので、いい言葉をかけている人は、花をさわりながら育てているのではないかな。」と回答したことが話題になっていました。

 科学の世界のことは難しいです。でも、やっぱり優しい気持ちは大切です。きれいに咲いている花を見かけたら、心の中でいいです、何か声をかけてください。そこから、物語や詩が生まれてくるのではないでしょうか?

2018年12月13日木曜日

いのしし(亥)年がやって来る!(平成30年12月13日)


 全学年ではないのですが、郵便局からいただいた年賀はがきを使って、年賀状を書く取組みが校内あちこちで行われています。はがきのあて名や差出人の書き方を指導している学級もあれば、「あけましておめでとうございます」に「今年頑張ること」を添えるように指導している学級もありました。

 給食の様子を見に立ち寄った3年2組には、たくさんのいのしし(亥)がいました。書写の時間にはがきに書いた「亥」の文字に年始の挨拶を添えて、素敵な年賀状に仕上がっています。

 いのししは、「勇気と冒険の象徴」と言われることもあります。本校児童がそれぞれに夢を持ち、チャレンジするいのしし年になって欲しいと思います。

朝はいつでも新しい!(平成30年12月13日)



 昨日を生きてきた年月の長さは違っても、今日という日は誰もが初めて迎えます。「今日はどんな日になるのだろう!?」ワクワクするのが朝です。そんな朝が、気持ちの良いあいさつで始まると、さらに期待は膨らみます。

 今日は児童会役員のみんなが「朝の挨拶運動」で一緒に校門に立ってくれました。「おはようございます!」の声が元気に響きました。今日という一日が、いつも以上に楽しみな日になりました。「朝はいつでも新しい!」

2018年12月12日水曜日

シーン!(平成30年12月12日)

 本日、「摂津市学力定着度調査」を実施いたしました。2〜6年生は、国語と算数の教科に関わる学力調査に、そして1年生も含めた全学年が、学校生活や生活習慣に係る質問紙調査に臨みました。この調査は、基礎的・基本的事項を中心に、各学年各児童の学力の定着度を調査するとともに、学びへ向かう様々な状況を調査するものですが、調査結果をもとに児童の学習状況をどう改善するか、学校の授業をどう改善するかを考えていかねばなりません。

 2時間目から4時間目(1年生は2時間目)が調査実施の時間でした。校内がシーンと静まりかえっていました。何度か、校内を回りましたが、真剣に調査に取り組む姿をどの教室でも見ることができました。国語と算数の学力調査を初めて受ける2年生の写真を掲載していますが、その背中から一生懸命さが伝わってきます。

2018年12月11日火曜日

校長のプレゼンテーション力は大切だ!(平成30年12月11日)

 第65回大阪府小学校長会共同研究発表会に参加してきました。この研究発表会の参加対象は、政令指定都市を含む大阪府内の全小学校の校長です。

 後半は『「主体的・対話的で深い学び」を生み出すカリキュラム・マネジメント』というテーマで、早稲田大学の田中博之教授の講演を聴かせていただきました。10年前まで大阪教育大学におられた田中教授のお話の中で、「深い学びの追求も大切であるが、浅い学びの防止も考えなくてはならない」と仰っておられたのが印象に残りました。活用できる力を児童に育むためには、授業の工夫・改善、また児童のやる気を向上させる学習評価を行うことが大切です。それらを重点的に取り組むことも求められますが、日常の教育実践の質を上げなければ、取組みの成果を残すことができないのではないかと感じました。日常的な振り返りが重要ですね。

 そして、前半は豊中市、忠岡町、大阪市から1名ずつの校長先生が自校の実践を発表されました。これは私にとって刺激になりました。「わが校の教育」を校長が多くの人々にプレゼンテーションすることは、自校の教育実践を振り返り、整理し、そして課題を発見し、次へのアクションを考えるきっかけにもなります。そして、自校の教育を熱く語れる校長は厚い信頼を得ることができるのだと思います。「私ももっと味舌小学校の教育を発信するぞ!」そんな気持ちがさらに大きくなりました。「校長のプレゼンテーション力は大切だ!」

2018年12月10日月曜日

寒い~⛄(平成30年12月10日)


 すっかり冬の空です。一昨日あたりからぐっと冷え込んできました。14時ごろの気温はおよそ9℃。寒いなあと思っていましたが、これがだいたい平年並みの気温らしいです。先週前半が暖か過ぎたのかもしれません。

 昨日、北海道の函館の知人に「そちらはいかがですか?」とメールをしてみました。すると「ここ3日間、雪が降り止まず、積雪が16cmになりました。毎日、雪かきです。」との返事でした。そう言えば、10月に全国校長会で訪れた時には、夜は少し肌寒く感じるものの、日中は爽やかで過ごしやすく感じた函館でした。その頃、大阪はまだまだ日差しが強く、日中は暑く感じたものでした。

 温暖化現象など、異常気象が心配されていますが、四季の移ろいや南北に長く、地方によっての気候の違いなど、「日本のよさ」として学んできたものは大きく変化しないで欲しいと感じています。ちょっと今日は寒さがこたえていますが…。

2018年12月9日日曜日

餅つき(平成30年12月9日)

味舌東地区の餅つき大会の様子を拝見させていただきました。餅米を蒸して、杵と臼でついて餅にする。その変化を子どもたちが目の当たりにすることは、大切なことだと思います。

3年生の国語の教材の『すがたを変える大豆』のことを以前紹介しましたが、人は様々な工夫で食べ物を美味しく食してきたことが餅つきでもわかります。

私も餅をいただき、少し餅をつかせていただきました。ありがとうございました!そして、ごちそうさまでした。

今日は三島荘自治会でも餅つき大会が行われたと伺っています。このような取組みがずっと続けばと願っています。関係の皆様、お疲れ様でした。

2018年12月7日金曜日

平和って何だろう?(平成30年12月7日・平和集会にて)

 味舌小学校の皆さん、おはようございます。今朝は「平和集会」ということで皆さん集まっていますが、私は昨夜から「平和って何だろう」と考えていました。皆さんはどう思いますか?

 「今、戦争がないこと」と答えてくれた人がいました。確かにそのようにも考えることができますね。では、今、世界は平和なのでしょうか?世界のあちこちで武力紛争と呼ばれる戦争が起こっています。そういう意味では、世界はけっして平和とは言えない状態です。

 私は平和とは、「みんなが安心して、幸せに暮らすことができること」だと考えています。いじめや暴力などで、辛い思いや悲しい思いをしている人がいる状態を平和とは言えません。今、この味舌小学校はどうでしょうか?皆が安心して過ごせているでしょうか?

 さて、この後、6年生からのが戦争と平和について調べたことの発表や先生からのお話があります。戦争で、そして様々な暴力で、子どもたちが被害に遭うことがたくさんあります。子どもの力では、何ともしようがないこともあります。あまんきみこさんの「ちいちゃんのかげおくり」や松谷みよ子さんの「まちんと」というお話では、小さな子どもが戦争の犠牲になります。4年生の国語の教科書に出てくる「一つの花」でも父親が戦争で亡くなって、子どもが悲しい思いをします。戦争では、たくさんの尊い命が失われてしまいますが、子どもが犠牲になることはとても悲しいことです。

 私は、味舌小学校の皆さんの笑顔を大切にしたいと考えています。皆が安心して幸せに学ぶことができる味舌小学校をつくるために、この集会で多くのことを学んでください。そして、何が自分にはできるのかを考えてみてください。
 

2018年12月6日木曜日

地震の際にはグラウンドへ避難してください!(平成30年12月6日)

 月に一度、校区の民生・児童委員の代表の方々とPTA会長にお越しいただき、懇話会を開催しています。小学校からは、校長と教頭が出席しています。内容は、日頃の見守り活動の中からの児童の様子で気になる事柄についての情報交換や登下校や地域での生活を中心に安全・安心をどう確保すればよいかなどについての協議です。本日の午前は12月の懇話会を開催しました。

 ところで、道路から本校正門に入る時、向かって左にある赤い看板をご存知ですか?この看板には「災害時避難場所」「地震の際にはグラウンドへ避難してください。」と書かれており、味舌小学校が様々な災害時の避難場所であることを示しています。

 私が4月に味舌小学校に着任してから、6月18日の地震の時、7月5日の大雨の時、学校に避難所が開設されました。地震発生直後は、本校児童及び一中の生徒が運動場に避難しました。そして、その後体育館に避難所を開設し、3名の方が避難所を利用されました。また、大雨の際には、夜遅くに4名の方が避難のために学校へ来られました。この時の避難場所は「垂直避難」が必要なため南館3階でした。

 本校以外にも、様々な場所が避難地や避難所(http://www.city.settsu.osaka.jp/soshiki/soumubu/bousaikanzaika/bousai/667.html)に指定されています。よくご覧いただき、万が一の時にどこへ避難するのか、日頃からの話し合いが重要です。

2018年12月5日水曜日

今年の冬至は12月22日です。(平成30年12月5日)

 今年の冬至(とうじ)は12月22日です。北半球では一年の内で日の出から日没までの時間、つまり昼間の時間が最も短い日です。冬至といえば、かぼちゃと柚子湯と言われています。そのいわれは諸説ありますが、かぼちゃにはカロテンが、柚子にはビタミンCが多く含まれ、風邪がはやり始めるこの時期にぴったりと言えるのではないでしょうか?

 今日の給食は「冬至メニュー」。かぼちゃが給食に出ると、摂津小学校時代に担任していた学級の児童を思い出します。実は私はかぼちゃが苦手です。食べられないことはないのですが、積極的に食べることはしません。(もちろん給食でかぼちゃが出た時にはきっちり食べています。)ある日、給食にかぼちゃが出た時、前の方に座っていた女子児童が、私の方をじっと見ていました。そして言いました。「先生、かぼちゃ嫌いなん?」私が「いいや、そんなことはないよ。」と答えると、ニヤリと笑って「じゃあ好きなん?」と突っ込んできました。ギョッとしながらも「好きやで。」と返事をすると、なぜかもっとニヤリと笑いました。

 その次の給食メニューにかぼちゃが出る日、私の学級のかぼちゃのおかずが入った食缶は、いつもより量が多く、私の食器には大盛のかぼちゃ!前回ニヤリと笑っていた女子児童は「先生、うれしいやろ!」と満面の笑みを浮かべています。私は四苦八苦しながらかぼちゃを食べました。給食後、いつもより量が多かったですねと給食室の調理員にたずねると、「この前、先生の学級の女子児童が給食室に手紙を持ってきました。前馬先生がかぼちゃが大好きなので、今度のかぼちゃのメニューの時には量を増やしてくださいって書いていたので、少し量を増やしました。優しい子どもたちですね!」

 一本取られたと思いました。私は、給食の時間に子どもたちによく言っていました。「嫌いなものでも、作ってくれた人に感謝しながらしっかり食べろ!」と。女子児童に「人に言うなら、自分もそうしなさい!」と言われたように思いました。あれからずいぶん時は流れました。なつかしい「かぼちゃの思い出」です。

防災用屋外スピーカー(平成30年12月5日)

 昨日の雨、風、強かったですね。桜の色づいた葉も一気に落ちてしまいました。

 北館屋上に「防災用屋外スピーカー」があるのを皆さんご存知ですか?6月18日、午前7時58分に発生した「大阪府北部地震」の時にも、このスピーカーから緊急地震速報が流れました。防災行政無線を活用した緊急情報がこのスピーカーから流されますが、様々な訓練にも用いられます。学校は、防災・減災の起点となる場所でもあることを、改めて感じます。

2018年12月4日火曜日

災害時用備蓄(平成30年12月4日)

 昨日17:08頃、和歌山県南部を震源地とする最大震度3を記録する地震がありました。私は全くわかりませんでしたが、揺れを感じた人もまわりにはいたようです。小さな地震は昨日だけでも、日本の何か所かで観測されています。いつ起こるかわからない、でも必ずいつか起こるのが地震です。

 大きな地震が発生した場合、また、近くの川が決壊したり、あふれる恐れがある場合、学校は避難所として指定されています。学校には災害時等のための備蓄品があります。(毛布、水、カンパン等。味舌小学校では、北館3階奥の教材室にあります。)しかし、多くの人が何日も持ちこたえられる量ではありません。各家庭で非常用持出袋をご用意されてはいかがでしょうか。摂津市のホームページに、非常用持出品のチェックリストがありますので、ぜひご覧ください。(http://www.city.settsu.osaka.jp/soshiki/soumubu/bousaikanzaika/bousai/666.html

 非常用持出袋の中に何を入れるのか?どこにその袋を置くのか?などについて、ぜひ家族で話し合ってみてください。私の袋の中には「おやつ」や「ジュース」も入っています。もしもの時の避難所生活の中で、「癒し」も必要だという話が強く心に残っているからです。

2018年12月3日月曜日

AEDあります!(平成30年12月3日)

 先日開催した第3回学校協議会で、会長から「地域の中の学校なのだから、学校で地域の人たちも活用できるものがある場所をホームページ等で知らせる必要がある」とのご意見をいただきました。私はそのとおりだ!と感じました。せっかくあっても市役所・教育委員会と学校だけが知っているのではいけません。学校に設置している地域の防災倉庫や避難所用の備蓄品の保管場所など、今後様々な形でお知らせしたいと考えています。

 今日は、味舌小学校の集中玄関の一番右端(来客・職員用玄関)を入った正面(「味舌むしろ」の右側)に設置している『AED』を紹介します。今では広く知れ渡っているAEDですが、改めて紹介すると、「突然の心停止を起こして倒れた人を、そこにいる人たちがその場で使って、倒れた人の命を救うことができる医療機器」です。AEDを使用することで「助かる命」がたくさんあります。

 先月行われた自主防災訓練の時など、様々な機会にAEDの使い方の講習が行われています。AEDについて説明しているWEBページはたくさんありますが、ここでは日本救急医学会のホームページを紹介しますので、ぜひご覧ください。(http://aed.jaam.jp/about_aed.html

4連敗の後、5連勝。さて今夜は?(平成30年12月3日)

 
 東京オリンピック・パラリンピックへ向けての強化が進んでいるからでしょうか?日本代表チームが様々なスポーツで頑張っています。バスケットボール男子の日本代表も現在ワールドカップの2次予選を戦っていますが、4連敗の後、5連勝と来年のワールドカップ出場の可能性が出てきました。

 メンフィス・グリズリーズに所属する渡邊雄太選手やコンサガ大学の八村塁選手は出場しませんが、今夜のカザフスタン戦が楽しみです。1976年以来、男子の日本代表チームはオリンピックに出場できていませんが、メンバーが充実し、今後が楽しみです。

 ミニ・バスケットボールで活躍していた選手が、その後もバスケットボールを続け、大人になって活躍しているケースもたくさんあります。私が指導していたミニ・バスケットボールクラブからも高校・大学・プロで頑張っている選手が出ています。

 さっき、体育館へ行く用事があって、その時バスケットボールのリングを見ていました。そう言えば、まだ味舌東小学校の時代に体育館をお借りして、練習したこともあったなあと思い出していました。時間はあっという間に過ぎ去るのに、夢を持ち続けることは難しいものです。夢を叶えるためには、夢を持ち続け、努力する必要があります。いつもは児童の声が響く体育館で一人、児童に願うことを思っていました。