2018年8月9日木曜日

小中学校全体研修会(平成30年8月8日)

 昨日の全体研修は、実り多い3時間余りでした。教育長からは、改めて管外視察の意義についてのお話があり、「摂津市と同様の課題に向き合い、成果を残している他の自治体の学校から学ぶことは大変重要である」ことを改めて認識しました。学校の中だけでいると、また摂津市の中だけでいると、自分たちの取組みが見えてこないこともよくあります。先進的な取組みに学び、客観的に摂津市や自校の取組みを見つめることから、改善や新たな発想が生まれるのだと思います。

 「不登校を減らすためには魅力的な学校をつくり、新たな不登校児童生徒を生み出さないことが大切」「中学校へ進学した時に必要なことはリセットではなく、小学校で効果のあった取組みのリピート」、「いじめを認知できていないケースで苦しんでいる児童生徒がいる」「事案を表面的に見ることなく、多面的多角的に見取ることが必要」など、学校教育課からのメッセージによって、児童生徒にとって大切な教育環境とは何かを改めて考えさせられました。

 味生小学校、千里丘小学校、五中校区からの発表によって、大きな刺激を受けたのは私だけではないと思います。児童生徒の現状を的確につかみ、誰もが安心できる場としての学校づくりの取組みは、どの学校においても重要なことです。他校の取組みから学び、自校においても学級が、授業が、そして学校そのものが、児童にとっての居場所となるようにしたいとの思いをさらに強くしました。

 一中校区、二中校区の管外視察の報告からは、摂津市と同じ課題のある高知県及び沖縄県の自治体の小中学校の取組みの紹介を通じて、小中一貫教育の大切さと、授業改善の必要性を改めて感じました。特に授業については、何のために学ぶのかということと学んで何をつかめたかを指導者も児童生徒もきちんと確認すること、そして学んだことを定着するための取組みを継続することを、自校でも徹底したいと思いました。なお、一中校区の報告は、本校教員も行いました。(写真はその場面)