2018年11月1日木曜日

ごめんなさいは始まりの言葉(平成30年11月1日・朝会にて)

 味舌小学校の皆さん、おはようございます。今日から11月です。朝晩、寒さを感じることもあります。風邪などひかぬよう、健康管理には十分留意してください。

 さて、昨日はハロウィンでした。ハロウィンにも行う意味があります。ニュースで見た人もいるかもしれませんが、街の中で大騒ぎして、車をひっくり返したり、ものを壊したり、ごみだらけにして、迷惑をかけている人がたくさんいたようです。以前、私がアメリカのノースカロライナ州のウィルミントンという街を訪ねた際、たまたまハロウィンの日でした。街中、かぼちゃをくりぬいて作った飾りが見られ、泊まっていたホテルのフロントの人も仮装をしたりして、雰囲気はいつもとは全く違ったものになってしまっていました。でも、大騒ぎをするわけではありません。それは、この行事の意味を知っているからです。日本にもたくさんの行事がありますが、その意味をしっかり学んで楽しんでください。

 もう一つのお話は、「ごめんなさい」という言葉です。人に迷惑をかけてしまったり、人の嫌がることをしてしまった時に、相手にごめんなさいを言うことは必要なことです。でも、それが終わりではけっしてありません。された側は、されたことを忘れません。許すことはあっても忘れることはないのです。かつて大阪府警が、警察官募集のポスターに「ごめんですんだら、警察いらんわ!!」というコピーを入れて、話題になったことがあります。そうです。ごめんですむことはないのです。ごめんなさいの後に、信頼・信用を回復することが必要です。覚えておいてください。「ごめんなさいは始まりの言葉」なのです。