2018年11月29日木曜日

北からやって来たカモ(平成30年11月29日・朝会にて)

 皆さん、おはようございます。ずいぶん朝夕、冷え込むようになってきましたが、体調を崩している人はいませんか?これからの季節、手洗いとうがいをしっかり行ってください。

 さて、冬になると校区の近くを流れる安威川や大正川にやって来るものがありますが、何だかわかりますか?それは、渡り鳥のカモです。特によく見られるのが、ヒドリガモです。ヒドリガモは30羽程度の群れを作っていることが多いように思いますが、オスは顔から首のあたりが赤っぽい茶色をしているのが特徴です。メスは全体的に褐色で、アヒルとよく似ています。その他にもマガモやコガモなど、多くのカモを見ることができます。

 ヒドリガモは夏の間はヨーロッパ大陸からアジア大陸(ユーラシア大陸)の北の方に生息しています。そうです、今遠いところから来ている!という声が聞こえましたが、摂津市で見ることができるヒドリガモも遠い遠いところから、長い旅をしてやって来ているのです。旅の間に、嵐に遭ったり、ワシやタカに襲われたりして、命を落とすものも少なくありません。やっとの思いでここまで来ているので、そっと見守ってあげてくださいね。

 この後、朝会で「世界がひとつになるまで」の全員合唱の練習をすると聞いています。ヒドリガモは日本の摂津市へ来るまでに、ロシアや中国、さらには韓国や北朝鮮などたくさんの国を見てきているかもしれませんね。もし、人間の言葉が通じるのなら、いろいろ聞いてみたいですね。