2019年7月19日金曜日

命は一つ、世界も一つ(令和元年7月19日・終業式にて)

 味舌小学校の皆さん、おはようございます。今、私は腹が立って仕方ありません。昨日、京都で放火の疑いにより、京都アニメーションというアニメ映画などを制作する会社が火事になり、33人の方が亡くなるなど、死傷者が多数出ました。このニュースは皆さんもテレビのニュースなどで知っていることと思います。

 人の命は何よりも大切です。まだ詳しいことはわかっていませんが、本当に放火だとしたらけっして許されることではありません。亡くなった方は二度と帰ってこないのです。命の重さをどう考えているのでしょうか。人はそれぞれ大切な存在です。尊い存在です。味舌小学校の皆さんはそれを踏まえて、いやな思いを抱えて登校する人や、辛い思いで学校へ行きたくないと思う人がいない、人を大切にする学校にするためにどうしたらいいのか、いつも考えてください。

 私は家を元気に「行ってきます!」と出た子どもたち、つまり皆さんを、学校で迎え、みんな元気に「ただいま!」と家に帰って欲しいと毎日願っています。昨日、亡くなった方も、やけどをした方も家を「行ってきます!」と出たことでしょう。しかし「ただいま!」と元気に帰宅することはできませんでした。こんなことが二度とあってはいけません。今、そう思っています。

 さて、明日から夏休みです。小さなことでもかまいません、何かを毎日続けてみませんか。世界の国について、一日ひとつ調べてみるということでもかまいません。今日で最終日ですが、4年生と6年生にタヒチから帰国している二人の友達を迎えています。タヒチってどこにあるか知っていますか?南太平洋にあり、ハワイをはじめたくさんの島があります。お家の方のお仕事の関係でタヒチに住んでいますが、世界のたくさんの国や地域に、仕事などで日本から多くの方が行っておられます。まさに広い世界ですが、世界は一つになっていることを感じます。グローバル化されていますね。

 私は校長ブログを続けていますが、アメリカやウクライナ、ドイツなど世界のたくさんの国でもこのブログを読んでいただいています。日本と世界はつながっていると実感します。皆さん、世界の様々な国に興味を持ち、調べてみてください。では、楽しい夏休みを過ごしてください!一学期、何度もしっかり話を聞いてくれてありがとう!