2018年10月12日金曜日

煙を吸わない!(平成30年10月12日・避難訓練にて)

 真剣に避難してきた人と、数は少ないですが笑いながら避難してきた人がいました。火事が本当に発生してはいけませんが、もし本当に発生したら、笑ってなんかいられませんね。訓練でやったことがないことは、実際の場面に出遭った時に行うことができません。今、真剣に訓練に参加した人こそが、命を守れるのではないでしょうか?

 さて、昨年火災で亡くなった人は、全国で1,456人いらっしゃるそうです。今、驚いている人もいましたが、多くの方が火災で大切な命を失っています。大阪府でも79人の方が亡くなったそうです。もしかすると、いろいろな注意を実行しながら避難することができていれば、失わなくてもよかった命かもしれません。火災を発生させないようにすることが、まず一番ですが、皆さん、火災の場合には、煙に十分注意してください。煙を吸い込んで、一酸化中毒になってしまったり、熱い煙を吸い込んで肺の中が焼けてしまったりして、亡くなることが多いそうです。さっき皆さんの多くは、ハンカチなどを口と鼻に当て、煙を吸わないようにしていました。とても大切なことです。煙を吸わないようにするためには、低い姿勢を取ることも大切だそうです。

 訓練には真剣に取り組むこと、火災の際には煙を吸わないように注意すること、この二つのことを今日はしっかり覚えておいてください。