2018年10月18日木曜日

来週の月曜日・火曜日、6年生は修学旅行です(平成30年10月18日・朝会にて)

 味舌小学校の皆さん、おはようございます。朝夕は冷たく感じるほど気温が下がってきました。でも、昼間は25℃近くまで気温が上がり、温度差が大きいこの頃です。こんな時、体調を崩しやすいものです。インフルエンザも流行り始めているようです。体調管理のために、着ている服を調節するなど、皆さん気をつけてくださいね。

 さて、来週の月曜日と火曜日の二日間、6年生は修学旅行で広島を訪れます。もちろん、小学校生活の楽しい思い出づくりや様々な体験活動、集団づくりのための活動をすることも目的の一つですが、戦争の悲惨さを学ぶことを通して平和の大切さを実感し、自分たちにできることを考えることは、今回の修学旅行の大きな目的です。

 日本は、世界で唯一の被爆国だということ。昭和20年(1945年)8月6日に広島、8月9日には長崎に原子爆弾が投下され、多くの人が亡くなったことはこれまで皆さんは様々な機会に学んできました。毎日の楽しい家族の生活が突然終わってしまう、それが戦争なのだということも学んできました。この後、6年生の代表から「修学旅行に行ってきます」というお話があります。話の中に「原爆の子の像」のことも出てくると聞いていますが、12歳で原子爆弾の影響による白血病で亡くなった佐々木禎子さんをはじめ、原子爆弾で亡くなった多くの子どもたちの霊を慰めるために作られたのが、原爆の子の像です。佐々木禎子さんは、千羽鶴を折ると願いが叶うと聞いて、薬の包み紙などを集め、千羽以上の鶴を折りましたが、願いもむなしく亡くなってしまいました。子どもたちが悲しい思いをする戦争がけっして行われてはならないということを、6年生が広島でしっかり学び、修学旅行から帰ってきてから、全校に伝えて欲しいと思います。

 最後に、6年生の皆さん!修学旅行へは、家族の方々の様々な支えがあるからこそ行けるのです。私も小学生や中学生の頃はよくわかっていなかったのかもしれませんが、今振り返ると支えの大きさを実感しています。どうか月曜日の朝、感謝の気持ちを込めて「行ってきます!」の声を元気に家族の人に伝えて、家を出発してください。