2019年10月18日金曜日

台湾風ラーメン🍜(令和元年10月18日)

 私の母は1933年に台湾で生まれました。祖父母は香川県出身。祖父は警察官で、台湾転勤を命じられ、母は小学5年生の途中まで台湾に住んでいました。その後祖父は海軍に入り、徳島の航空隊へ配置転換となり、香川県に近いこともあり、家族も日本に戻ってきたのでした。戦争に関わる詳しいことはここでは記しませんが、今年105歳で亡くなった祖母が「おじいちゃんが台湾の人と仲良くし、警官として日本の人にも台湾の人にも親身になって対応したから、今でも台湾の人とのお付き合いがある。」とよく話してくれました。母は今でも台湾の人と交流があり、よく電話もかかってきますし、私の家を訪れてくれたことが何度もあります。

 前置きが長くなりましたが、今日の給食のメニューは「豚肉と大豆の中華ライス、台湾風ラーメン、桃ゼリー、牛乳」でした。私は台湾風ラーメンを楽しみにしていました。私達がよく食べるラーメンは、中国の拉麺が日本の文化の中で変化したもので、台湾では「日式ラーメン」と呼ばれています。台湾で食べる麺は太さもうどんのようなものからいろいろあって、スープも辛めものからあっさりしたものまでいろいろです。「牛肉麺」が有名ですが、これも店によっていろいろ違っています。また、屋台で食べるものは肉や魚介類、野菜などを煮込んだものがよく見られます。台湾まぜそばや台湾ラーメンという看板を街中で見かけますが、台湾では見かけないと台湾の人が言っていました。

 で、今日の「台湾風ラーメン」ですが、とても美味しかったです。台湾風かどうかは別にして、少しピリッとしていて、ひき肉ともやしやニラ、にんじんなどの野菜がたくさん入っていて、栄養たっぷりでした。何より、このラーメンのおかげでいろいろなことを思い出させてくれ、心が温かくなりました。調理員の皆さん、ありがとう!