2020年2月10日月曜日

ことばのたからばこ(令和2年2月10日)

 児童の語彙を豊富にすることを目的に、児童玄関を入ったところの掲示板にいろいろな言葉を並べています。今回は「頑張る」という言葉の仲間を集めています。私はその中で「努める」、つまり努力するという言葉をこれまで大切にしてきました。

 プロ野球で、一本足打法を身につけ、ホームランを868本放った王貞治さんは「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。」と語り、とにかく練習を重ね、自分を信じ、努力を続けて偉大な記録を達成しました。

 また、かつてプロ野球の監督として、パリーグの弱小チームを優勝できるチームに育て上げた西本幸雄さんは「道のりは遠くとも、目標に向かって歩めば、一歩一歩近づくことだけは確かだ。」との言葉を残しています。負けることに慣れてしまったチームを根本から変えることは難しいことですが、若い選手の意識を根気よく変え、個性を尊重しながら多くの選手を育て上げ、強いチームづくりを成し遂げました。

 「努力」とは「続けること」、そして努力を始める前に、しっかりとした「目標」を定めることが大切だと私は考えています。掲示板の言葉を見ながら、いろいろなことを考えています。ただし、今日の掲示板前は冷たい風が吹き抜けて寒かったです。「努力が足りない!」と言われてしまいそうですね。