2020年2月13日木曜日

英語の使い方って!?(令和2年2月13日・朝会にて)

 味舌小学校の皆さん、おはようございます。昨日までと比べて、暖かい朝です。寒暖の差があると風邪をひきやすくなります。どうか、風邪やインフルエンザに注意しながら毎日を元気に過ごしてください。

 さて、先月には、English Dayが開催され、Don先生以外にもALTの先生がたくさん来てくれました。一日中、英語にふれる日になり、とても楽しかったですね。そして、皆さん、思ったのではないでしょうか?もっと英語が話せたらいいなあと。それは私も同じ気持ちです。

 ときどき街中で見かける光景です。外国から来たと思われる人に、「hello!」「good-bye!」「thank you!」などと知っている言葉やフレーズを使って、やたらに話しかけようとする人がいます。笑って楽しく対応してくれる人もいますが、中には顔をしかめている人もいます。逆の経験が私にはあります。以前アメリカへ行った時のことです。ラスベガスという街でのことですが、エレベーターの中で英語で話しかけられました。おそらくラスベガスの人だと思います。「Are you Chinese?(中国人ですか?)」と質問され、違うと答えると、今度は「Are you Japanese?(日本人ですか?)」と問われました。そうですと答えると「こんにちは!ありがとう!さよなら!」と知っている日本語の挨拶を私に次々と投げかけてくるのです。驚きました。これらの挨拶を一度に並べても意味はないですよね。少し嫌な気持ちになりました。

 言葉はやりとりができて生きてきます。何かをしてもらって、それに対してのありがとうは意味があり、会話が生まれます。どうか皆さんには英語を覚えたら、何とかお話をすることに挑戦して欲しいのです。もし、英語がうまく使えないなら、日本語で話しかけてみたってかまわないかもしれません。意味のない単語を並べるよりも何かが通じるかもしれません。

 ただし、世界中の人が英語を使っているとは限りません。たしかに多くの人が英語を知っており、使っています。私はこんなことも経験しました。アメリカのサンディエゴという街で、街を歩いている人に英語で道を尋ねましたが、その人はスペイン語しか話せないということでした。世界は広いです。たくさんの人がいます。いろいろな人がいます。いろいろな言葉や文化があります。英語を学ぶことから、世界のことを考えてくれたらうれしいです。