6月の地震では、摂津市内の小中学校の施設にもいろいろな損壊が生じました。本校では、北館のエレベーター棟の被害が一番大きく、建物などにひびが入ったところもたくさんありました。プールは体育館と隣接しており、そのつなぎ目に当たるところにもひびが入っていますが、現在修理を依頼しています。修理は一度には進みませんが、7月から少しずつ着実に進めていただいています。
冬場でも、時折、プールへ点検に行っています。今年の夏、あまりの暑さに生温くなっていた水も刺すように冷たくなっています。(水の中に入ったわけではありませんが…。)ひびの入った場所を見ながら「来年の水泳が始まるまでには修理していただけるだろうなあ。」などと考えていると、元気な子どもたちの声が聞こえてきました。学童保育室の子どもたちの声です。
プールの塀越しに学童保育室の靴箱の前でけん玉をしている3人の子どもたちに「上手だね!」と声ををかけてみました。すると3人はいろいろなけん玉の技を見せてくれました。そうこうするうちにこのやり取りを見たり聞いたりしていた室内の子どもたちが、外へ出てきました。「校長先生、プールで何してるの?」「プールの中に入ったらあかんのに!」など、14,5人の子どもたちが次々に話しかけてくれました。
「早よプールに入りたいなあ。」「夏休みが今から楽しみ!」そんなことを言ってる子どももいました。気が早いなあ。「点検してくれてありがとう!」そんなことを言ってくれる児童もいて、うれしいことを言ってくれるなあと喜んでいました。「冬休みは真ん中まできましたか?」との質問もありました。静かな学校だと昨日お伝えしましたが、学童保育室の子どもたちと話をしていて、寒い毎日ですが、心の中がほんわかしました。