2018年12月7日金曜日

平和って何だろう?(平成30年12月7日・平和集会にて)

 味舌小学校の皆さん、おはようございます。今朝は「平和集会」ということで皆さん集まっていますが、私は昨夜から「平和って何だろう」と考えていました。皆さんはどう思いますか?

 「今、戦争がないこと」と答えてくれた人がいました。確かにそのようにも考えることができますね。では、今、世界は平和なのでしょうか?世界のあちこちで武力紛争と呼ばれる戦争が起こっています。そういう意味では、世界はけっして平和とは言えない状態です。

 私は平和とは、「みんなが安心して、幸せに暮らすことができること」だと考えています。いじめや暴力などで、辛い思いや悲しい思いをしている人がいる状態を平和とは言えません。今、この味舌小学校はどうでしょうか?皆が安心して過ごせているでしょうか?

 さて、この後、6年生からのが戦争と平和について調べたことの発表や先生からのお話があります。戦争で、そして様々な暴力で、子どもたちが被害に遭うことがたくさんあります。子どもの力では、何ともしようがないこともあります。あまんきみこさんの「ちいちゃんのかげおくり」や松谷みよ子さんの「まちんと」というお話では、小さな子どもが戦争の犠牲になります。4年生の国語の教科書に出てくる「一つの花」でも父親が戦争で亡くなって、子どもが悲しい思いをします。戦争では、たくさんの尊い命が失われてしまいますが、子どもが犠牲になることはとても悲しいことです。

 私は、味舌小学校の皆さんの笑顔を大切にしたいと考えています。皆が安心して幸せに学ぶことができる味舌小学校をつくるために、この集会で多くのことを学んでください。そして、何が自分にはできるのかを考えてみてください。