2018年12月18日火曜日

二わのことり(平成30年12月18日)

 1年生の道徳の教科書に「二わのことり」という教材があります。この教材にも、葛藤する場面がありますが、まず話の内容を紹介します。

『今日は、やまがらの誕生日です。小鳥たちはみんなやまがらの家での誕生会に招待されていました。しかし、一方でうぐいすの家で音楽のけいこが予定されています。やまがらの家は山奥の大きな木の穴で、暗いところにあります。うぐいすの家は梅の林の中の明るいところにあります。結局みんなうぐいすの家へ向かって飛んでいき、迷っていたみそさざいもうぐいすの家に行きました。うぐいすの家は明るく楽しく、ごちそうもあり、みんな楽しそうです。でもみそさざいは誕生日に寂しく過ごすやまがらのことを思い、こっそり抜け出して、山の奥のやまがらの家へ飛んでいきました。「お祝いに来たよ。」とみそさざいが言うと、やまがらは喜んで小さな目に涙を浮かべたのでした。』

 実は、2月に本校で行う研究発表会で、1年生でこの教材を使って道徳の授業を行います。今日は、2年の学級で研究授業を行いました。どちらへ行くか迷う場面で、一人の児童からこんな声が出ました。「友達を一人ぼっちにしたらダメ!」主題は友達を思う心ですが、みそさざいになり切ってしっかりやまがらのことを思ってくれました。道徳の授業、さらに研究を続けます。