2018年6月21日木曜日

うれしいこと、残念なこと(平成30年6月21日)


 昭和13年建立と台座に記されている本校の二宮金次郎の石像。もともとは銅像だったそうですが、戦時中に供出し、この石像に代わったと伺ったことがあります。戦争、大きな台風や地震、この石像は見てきたんだなあと思いました。

 日常の学校生活が戻ってきています。昨日は雨で運動場に出ることができませんでしたが、今日は児童の元気な声が響いています。北館のエレベーターはまだ使えませんが、給食も準備が整い、今日から通常メニューです。地震の日も、点検を行っていた日も、咲いていたはずの花のことに「きれいに咲いてる!」とようやく気づくこともできました。

 地震発生の朝、怖がる低学年の児童に、優しく声をかけてくれた高学年の児童がいたことを校区の方から伺いました。うれしい話です。

 しかし、残念なこともあります。今日何人かの児童が「今日、地震が来るかもしれんねん。」と言っていました。予言者がそう言っていると誰かから聞いたとのことでしたが、児童は怖がっています。テレビで言っていたのでしょうか?それともSNSで流れていたのでしょうか?余震への不安を誰もが感じている今、怖さを煽って不安を大きくすることはよくないと考えます。他にも、緊急地震速報によく似た緊急速報メールが届いたという人の話を聞きました。いたずらメールだそうです。また、今回の地震に関してのフェイクニュースが流れているそうです。あまりにも残念な話です。

 あの揺れに対して、私も怖さを感じました。怖いけど、命を守るために準備をしよう!発生した時は慌てず行動しよう!と今、改めて思っているところです。そして、みんなが元気になれるうれしい話で学校をいっぱいにしたいとも思っています。