2019年12月3日火曜日

スマホに潜む危険(令和元年12月3日)

 本日、NTTドコモから社員を派遣いただき、「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。対象は4,5,6年生児童です。スマホやケータイは、もはや日常生活に欠かせない便利なものとなっています。しかし、一方で事件に巻き込まれたり、自分自身が加害者になってしまったり、使い方を誤ると大きな危険性を併せ持っています。

 学校生活にはスマホもケータイも原則必要ないものだと考えています。しかし、これだけ日常生活に当たり前の存在として普及しているスマホやケータイの正しい使い方を児童に知らせることも、一方で必要だと感じています。

 個人情報の流出から犯罪に巻き込まれる危険性。架空請求など詐欺事件に巻き込まれる危険性。SNSでのトラブルは、文字だけのやり取りによって、大きな誤解が生じたり、時には重篤ないじめを生み出すこともあります。また、知らない人とのやり取りにより誘拐された事案は先日も生起したところです。その他、使い過ぎによる生活の乱れも心配です。そのような内容が短時間に盛り込まれていた教室でした。

 最後に、本市の人権擁護委員の方から、「スマホやケータイによる問題は「人権」に関わる問題であり、もしトラブルに巻き込まれたら、すぐに相談を!」というお話をいただきました。

 大人も子どもも一緒に考えなければならない問題が「スマホやケータイの安全な使い方」です。今朝、私は普段とは違って公共交通機関を利用して出勤しましたが、電車内では多くの人がスマホの画面を見ていました。LINEかなにかでやり取りしている人。動画を見ている人。ニュースを見ている人。ゲームをしている人。そういう私もスマホを取り出し、メールのチェックをしていました。これだけ広がったスマホ。今後も継続して、この問題に取り組みたいと考えています。