2019年11月29日金曜日

ボクとぼく(令和元年11月29日)


 毎年12月4日から10日までの一週間は、人権週間として定められています。何よりも尊重されなければならないものが人権(人が幸せに生きる権利)ですが、全国では、いじめや児童虐待などにより子どもが命を落とすといった痛ましい事案が依然として後を絶ちません。またSNSを利用した個人の人権を侵害するケースも多く生起しています。

 身近なところから児童に、人権に関する知識とともに正しい行動に結び付けることができる技能を身につけさせ、さらには人権問題を正しくとらえることのできる感性や、行動・態度に表れる人権感覚を育むことが重要です。もちろんこれらは大人も習得し、磨かねばならないものです。

 本日、1年生で研究授業を行い、その後教員により研究協議を行いました。「ボクとぼく」という教材をもとに、児童が「違いを認め合い、みんなで仲良く過ごすための行動を考え、実行する」ことをねらいとしています。私たち学校に勤務する教職員も、研修を通じて人権感覚を磨いてまいります。

2019年11月28日木曜日

お米って美味しいね!(令和元年11月28日)

 今日は5年生のもう一つのクラスが調理実習でした。「お米って美味しいね!」「いつもはおかわりしないのに今日はしてます!」そんな声をたくさん聞くことができました。

 田植え、稲刈り、そして3年生の鳥飼なす体験でお世話いただいた市役所産業振興課農政係の小西さんにお越しいただきました。「米作りには八十八の手間がかかる」と小西さんには以前教えていただきました。今日は「自分たちが作ることに関わったり、自分の知っている場所で作っているものだったりすると、作物は美味しいものです。自分で作ったり、身の回りの農作物に関心を持って、しっかり毎日食べてください。」とのお言葉をいただきました。ありがとうございました。

 「お米には味があるんですね。」としみじみ語っていた児童もいました。そう!お米は噛みしめると深い味わいがあるんです!

渡り鳥に励ましを!(令和元年11月28日・朝会にて)

 味舌小学校の皆さん、おはようございます。今朝は大変冷え込んでいます。今日の最高気温は昨日と比べて5℃程度低くなると予報が出ています。私は、さっきまで正門に立っていましたが、体が冷えています。こんな時、インフルエンザには十分注意してください。

 さて、インフルエンザですが、実はヒトだけの病気ではありません。「鳥インフルエンザ」というものもあり、鳥にとっては大変恐ろしい病気で、たくさんの鳥が死んでしまうこともあります。鳥インフルエンザは基本的にはヒトに感染するものではありませんが、鳥の死体を触ったりするとヒトにも感染することがあり、感染すると命の危険を伴うこともあるそうです。前に正門付近でカラスが死んでいたことがありますが、もし鳥の死体を見つけたら、触ったりせずに、学校の先生に知らせてください。すぐに市役所の担当課に連絡して処理をお願いします。

 昨年もお話ししましたが、この時期、学校の近くを流れる安威川や大正川に渡り鳥がたくさんやって来ています。いろいろな種類の鳥が来ていますが、一番多いのはヒドリガモです。オスの頭が茶褐色なのが特徴です。オスの鳴き声は「ピュー」っと口笛を吹いているようで、メスはアヒルのように「ガーガー」と鳴きます。冬にロシアや中国から日本にやって来て、川や川辺で生活しますが、犬や猫、カラスなどに狙われ、いつも周りを警戒しています。

 ずっと前のことですが、出張で旧の味舌小学校に来た時に、運動場で死んだカモを見たことがあります。羽から血を流し、くちばしは折れていました。何かに襲われて、戦って、そして逃げて来て、死んだのかもしれません。その時、私は、遠い国から、長い長い旅をして日本にやって来て、ホッとする間もなく死んでしまったカモのことがかわいそうでたまりませんでした。

 生きるって大変なことなのです。楽しそうに泳いでいる渡り鳥のカモたちも、命の危険を感じながら、冬場なのでエサも十分にない中で、一生懸命生きています。どうか、優しい眼で見守ってくださいね。

2019年11月27日水曜日

摂津市教育委員会学校訪問(令和元年11月27日)

 本日、本市教育委員会の学校訪問がありました。教育長をはじめ教育委員の皆様、教育委員会事務局の皆様、合計9名による訪問でした。学校からの今年度の取組み等の紹介の後、校内をご覧いただきました。授業も支援学級、1年生、6年生と参観いただき、最後は屋上より学校及び校区について説明しました。

 その後の意見交換で様々な指導・助言をいただきましたが、6年生の習字について「良い作品を掲示板に掲示しているが、なぜ良いかのわかりやすい説明とともに掲示してあり、このような根拠を明確にすることを授業でも常に意識して欲しい。」との指摘、「目標をさらに高く持って、子どもを信じ、子どもの力を向上させる指導を心がけて欲しい。」との要望が印象に残りました。

 また、教育長からは「職員間の風通しが良くなったということは素晴らしいことだが、議論が活発にできる学校になって欲しい。」との言葉をいただきました。この訪問を契機にさらに児童の力を伸ばすために、学校内外で力を合わせて取り組める学校をめざしてまいります。本日はありがとうございました。

2019年11月26日火曜日

学校へのお客様(令和元年11月26日)

 「お客様は神様です。」と言っていた国民的歌手が私がまだ子どもの頃、活躍していました。「お金を払って歌を聞いてくださる方を大切にしなければならない」という意味で、よくテレビでも話していました。もちろん、学校にとっても学校へお越しいただくお客様は大切な方ばかりです。

 今日は、教育委員会事務局学校教育課から指導主事にお越しいただき、授業参観の後、授業における指導方法の工夫・改善についてご指導・ご助言をいただきました。児童の学力の定着・向上のため、1名の加配教員をいただき、本校の授業改善の中心を担っています。今後、さらによりよい授業づくりをめざしてまいります。ありがとうございました。

 その後、校区の深田農業委員にお越しいただき、5年生の調理実習(ごはんと味噌汁)後に一緒に試食していただきました。深田農業委員は5年生の農業体験(田植え、稲刈り)実施にご尽力いただき、いただいたお米を利用しての実習にお招きしました。「世界では食糧が不足して、飢餓に苦しむ人がたくさんいます。今回の体験を通して、食べ物の大切がわかる人になってください。」とのお話をいただきました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

2019年11月25日月曜日

月曜日に元気な顔が見たい!(令和元年11月25日)

 今朝、いつものように正門に立っていて、普段より欠席者が多いように感じました。実際にはやや多い程度だったのですが、やっぱり心配です。欠席の理由は風邪や体調不良というのがほとんどでしたが、早く元気になって登校してくれることを願っています。

 大人の世界で「サザエさん症候群」や「ブルーマンデー」が話題になったことがあります。月曜からまた仕事ということで、憂鬱になり体調を崩してしまう症状が表れる人がいるというものです。確かに「もっと休みが欲しい!」などと思うのは私も同じ気持ちの部分があります。でも「さあ!一週間の始まり!」という気持ちの方が強いです。

 もちろん本校の児童は「サザエさん症候群」ではありません。でも休みの日に心身リフレッシュして、張り切って月曜日を迎えて欲しいと感じています。紅葉が美しい今日の味舌小学校です。なかなか426名全員が揃う日がありません。みんなで笑顔で月曜日を迎えたいです。もちろん私たち大人もです。

 

2019年11月23日土曜日

味舌地区自主防災訓練(令和元年11月23日)

紅葉が青空に映え、美しいです。正雀駅前ふれあい広場において、味舌地区の自主防災訓練が行われました。たくさんの方が会場に集まり、訓練に参加されました。

もしもの時にはなかなか落ち着けません。思わず行動してしまいます。阪神淡路大震災の時には私は揺れとともに飛び起きて、タンスが倒れないようにタンスをおさえました。昨年の6月の地震の時には、校門で立っていたのですが、その時は両手両膝を地面について、揺れがおさまるのを待ちました。

どちらにも共通することは、私の行動を真似していた子どもがいたことです。阪神淡路大震災の時には私の長男が、昨年は登校してきた本校の児童が私の行動を真似ていました。

子どもは大人の言うようにはしないが、おとなのするようにはすると言われます。災害時の行動は命を守ることに直結します。だからこそ訓練で、大人は適切な行動を身につけなければならないのだと思います。

私は、阪神淡路大震災以来、防災訓練の大切さを改めて感じるとともに、学校での防災訓練のあり方をどう改善すべきかを考えてきました。真剣な大人の態度が子どもの命を守るのだと思います。

今日の訓練を見ながら、真剣に訓練に参加されている味舌地区の皆さんの背中こそが大切だと思いました。そしてそれを見ている本校の児童がいたことにも大きな意義があるのではないでしょうか。

2019年11月22日金曜日

取組みの成果(令和元年11月22日)

今日の研究発表会での大阪成蹊短期大学 中野 教授のご講演を聞かせていただき、ハッとしました。行ったことのふり返りが本当にできていたのか?目立たない子どもに焦点を当てた取組みを行えていたのか?子どもの声に真摯に向き合えていたのか?

五中校区の取組みの成果から、魅力ある学校づくりへ向け、たくさんのことを考えさせられた素晴らしい研究発表会でした。ありがとうございました。今後の本校の取組みについて、たくさんのご示唆をいただくことが出来ました。

五中価値語運動(令和元年11月22日)

一人ひとりの頑張りを認め、友達の姿を通してみんなをプラスの方向に導く運動が、五中価値語運動です。当たり前のことを継続することの大切さや、未来へ向かうやる気がみんなに広がっていきます。

第五中学校区研究発表会(令和元年11月22日)

令和元年度国立教育政策研究所「魅力ある学校づくり調査研究事業」摂津市立第五中学校区研究発表会が間もなくスタートします。

五中校区の小学校、中学校が先ず7本の研究授業を公開します。まだ、児童生徒は教室に入っていませんが、緊張感が漂います。

不登校をなくすには、毎日通いたくなる魅力ある学校づくりが重要!しっかり学んできます。

2019年11月21日木曜日

じっくり積み上げる作業っておもしろいなあ!(令和元年11月21日)

 今日は、「味舌むしろ」を織ることをはじめ、わらを扱うことについての体験学習に5年生が取り組みました。ご指導いただいた皆さんのお話によると、「昔の農家は米を収穫した後に収入があった。つまりまとまったお金が入るのは1年に1回。大変苦しい家計だった。そこで、稲刈りの後にできるわらを使って、この味舌地域ではむしろを織った。家族全員で織っても一日に10枚程度しかできなかったが、むしろを売って生計を立てていた。」と、いうことでした。

 体験後に一人の男子児童がつぶやいていました。「僕はこのようにじっくり作業を積み上げることは大好きです。だから今日は楽しかったです。それにしても機械がない時代に工夫と苦労をして、いろいろな品物を生み出していた昔の人はすごいと思います。」そうです!人は考え、生み出す力を持っています。5年生児童は貴重な体験をさせていただきました。お世話になった皆さん、ありがとうございました。

ごちそうさま!ありがとう!(令和元年11月21日・朝会にて)

 味舌小学校の皆さん、おはようございます。とても寒い朝です。風邪をひいてしまった人はいませんか?風邪やインフルエンザの予防については、日頃からいろいろな話を聞いていると思いますが、しっかり栄養を摂ることも大切なことの一つです。好き嫌いなく、しっかり食事を摂って欲しいです。

 学校での食事と言えば給食ですね。皆さん、残さずしっかり食べていますか?私は残さず美味しくいただいています。そして、食器を給食室に返しに行ったとき、「ごちそうさま!ありがとうございました!」と調理員の皆さんに伝えています。

 さて、その給食のメニューで先日、「みそかつ」が出たのを皆さんも覚えていると思いますが、食べながら懐かしい気持ちになり、胸がキューっとなりました。私の祖母、おばあさんが、肉が大好きな私のためによく「一口かつ」を揚げてくれたのを思い出したのです。山盛りの量を揚げてくれ、それを美味しく食べていたのですが、おばあさんは今年の4月に亡くなりました。食後には、大きな声で「ごちそうさま!」とは言っていたのですが、おばあさんに「ありがとう!」とは言っていなかったように思います。もう、今となっては伝えたくても、伝えられません。

 感謝の気持ちだけに限らず、いろいろな気持ちは「今」伝えなければならないのではないでしょうか?どうか皆さんの家で、そして学校で、お家の人や調理員の皆さんに、「ごちそうさま!ありがとうございました!」と感謝の気持ちをしっかり伝えてみませんか?

 今日は私の母の誕生日です。私が仕事で帰りが遅くなっても、夕食を食べずに待っていてくれます。「お仕事、お疲れ様!」と帰宅した時には、言ってくれます。今日、家に帰ったら、「誕生日おめでとう!」の言葉とともに、「いつも美味しい食事をありがとう!」と母に伝えたいと思います。

 では、私の今朝の話を終わります。皆さん、最後まで聞いてくれてありがとう!

2019年11月20日水曜日

チューリップの花が咲く頃…(令和元年11月20日)

 昨日、鳥飼西小学校を訪問した折、到着時に、そして帰る時にも、6年生児童から声をかけられました。「前の校長先生やんな!校長先生やった時、1年生やってん。」それぞれ違う児童だったのに、同じ内容でした。「覚えていてくれてありがとう!」そう返事をしましたが、心からそう思いました。私が校長をしていた頃の在校生で今、鳥飼西小学校で学んでいるのは6年生、当時の1年生だけやなあ…と懐かしさとともに少し寂しい気持ちもあったので、時折冷たい風が吹いていましたが、心の中は温かくなりました。

 さて、本校の話です。1年生がアサガオを育てていた鉢で、今度はチューリップの球根を育てます。色とりどりのきれいな花が咲く頃、1年生のみんなは2年生に進級します。1年生はどんな6年生になるのだろう?そして、大きくなったみんなは私のことを覚えていてくれるだろうか?チューリップの鉢が並んでいるのを見ながら、そんなことを考えていました。

2019年11月19日火曜日

どっちもゴール!(令和元年11月19日)

 午後から鳥飼西小学校の校内研究授業の指導助言講師を依頼され、出張していました。教科は体育、4年生ゴール型ゲーム「どっちもゴール」の授業でした。「どっちもゴール」はハンドボール型のボールゲームで、攻撃側は二つのゴールのどちらへ攻めてもいいというゲームです。得点を取れる機会が増え、意外性があるので、児童にも大人気でした。練習をしたり、作戦を考えたり、あっと言う間の45分でした。

 私は授業の講評とともに、小学校新学習指導要領の体育に関わる部分のキーワードやこれからの体育のあり方について話しました。かつて日本では、スポーツを体育と訳しました。しかし、スポーツには体育以外にも知育や徳育の部分もあり、文化とも呼べるものだと言えます。したがって、様々なジャンルがあり、様々な楽しみ方があるものです。「する」以外にも「みる」「支える」「知る」こともスポーツへの関わり方です。学校での体育という教科の名称は変わらないかもしれません。でも、生涯にわたってスポーツを楽しめるきっかけが体育の授業を通してつかめれば素晴らしいことです。

 本校でも、体育の授業改善はこれからの課題です。スポーツへのあこがれを抱き、自発的に取り組んだり、失敗を修正しながらよろこびを感じることができるよう、学校体育のあり方を考えていきたいと思います。

 ちなみに来年から体育の日の名称は「スポーツの日」と改められ、来年に限り7月24日(東京オリンピックの開会式の日)がその日と定められています。令和3年(2021年)からはこれまでの体育の日と同様、10月の第2月曜日がスポーツの日となります。

2019年11月18日月曜日

自分のことを伝えよう!(令和元年11月18日)

 いよいよ来年4月から新しい小学校学習指導要領が完全実施されます。その目玉の一つが「外国語科」のスタートです。教科書を使い、聞くこと・話すこと→読むこと・書くことの順に英語学習の基礎を築いていきます。現在、各小学校ではその準備を進めていますが、本校でもその一環として本日校内研修を実施しました。講師として、関西学院大学等で教員をめざす学生に指導しておられる多田玲子先生をお招きしました。

 改めて学習指導要領がめざすもの、そして聞くこと・話すことを大切にした授業づくりについて学びました。教員が楽しいと思って指導することが、そして自分自身に伝えたいことがあることが、外国語教育に必要だと感じました。自分のことを人に伝えることの大切さは、他の教科も同様です。今日の学びは、授業力全体の向上につながるものだったのではないでしょうか。多田先生!本日は、ありがとうございました。

卒業式まであと何日?(令和元年11月18日)

 写真は全て白黒。今のものと比べるとずいぶん薄っぺらい私の小学校時代の卒業アルバム。当たり前ですが、そこには小学生の私が写っています。少し変色してきているようにも感じるこのアルバムを何度開いたでしょうか?その頃新任教員だった担任の先生も若い!

 今日、6年生の卒業アルバム用の写真撮影を朝から行っています。写真は朝一番に行った職員写真を撮影する準備をしているところです。この後、6年生の学級写真や学年全体での写真、個人写真などを次々に撮影していただいています。

 私と教頭の個人写真も写していただきましたが、「校長先生、少し首を右へ曲げてください!あっ!曲げ過ぎ!視線をほんの少し左へ!」とカメラマンから細かい注文でした。卒業式まであと121日…。

2019年11月17日日曜日

自然災害への備え(令和元年11月17日)

 現在、本校において「味舌東地区自主防災訓練」が行われています。たくさんの住民の方が学校へ避難して来られ、その後、様々な訓練・体験に臨んでおられます。

 自然災害は、いつ、どこで発生し、甚大な被害をもたらすかわかりません。地震のように突然発生するものもあれば、台風のようにある程度の予想ができても、想定外の風や雨が大きな被害をもたらすこともあります。災害が発生した時の行動はもちろん、日頃から「自分が何をすべきか」を考え、災害に対して十分な準備ができるよう、訓練は大切な機会です。

 なお、23日(土)には、味舌地区において自主防災訓練が正雀駅前のふれあい広場で開催されます。

2019年11月15日金曜日

校庭の木々が色づいてきれいです。(令和元年11月15日)

 昨夜、北海道函館市に住む友人から、いよいよ雪の季節ですという知らせとともに積雪の様子を写した写真がメールで届きました。午後9時の段階で屋外の気温はマイナス2℃。大阪は11℃ぐらいではなかったでしょうか。寒くなったなあと感じていましたが、函館はそれどころではない寒さですね。

 朝夕冷え込むと木々は色づきます。色づくためには適度な水分や日中の天気が良いことも必要だそうですが、その条件がそろってきています。校庭の桜やイチョウもその葉がぐっと色づいてきました。大阪の紅葉の名所について調べると、例年の見頃は11月中旬から12月中旬とありますが、今年は少し早くなるでしょうか?

2019年11月14日木曜日

季節は冬へ…(令和元年11月14日)

 立冬(11月8日)を過ぎ、季節はどんどん寒い寒い冬へ向かっています。雨上がりの朝、風はひんやりしています。大きなくしゃみをしながら登校して来た児童もいましたし、風邪気味でということで、お子さんの欠席について記した連絡帳を学校へ届けていただいた保護者の方とも校門で出会いました。これから風邪やインフルエンザが本格的に流行する季節です。どうか予防に努めてください。私も頑張ります。

 プールサイドに木の葉やなぜかしら石が落ちていたので片付けていました。カンカン照りの太陽の下、児童の歓声が響いたプールが、今は寂しい佇まいです。年中児童の元気な声が聞こえる味舌小学校ですが、ここだけはシーンとしてしまっています。

2019年11月13日水曜日

教員の仕事って?(令和元年11月13日)

 連合音楽会、1年1組児童は頑張っていました♪合唱、斉唱、それぞれ1曲ずつに取り組んだのですが、とてもいい声が出ていました。「校長先生、上手やったら拍手してや!」と文化ホールの舞台に上がっていった子どもたち。もちろん歌い終わった後には拍手をおもいきりしました♪

 昨夜は摂津市PTA協議会の会議がありましたが、「教員の仕事の負担軽減」を図るためにPTAができることはなんだろうということでのディスカッションを行いました。「そもそも先生は授業以外にどんな仕事をしているんだろう?」そんな疑問を持っておられる方もありました。「先生の仕事の見える化」も必要なことではないかと感じました。

2019年11月12日火曜日

掲示板、活躍しています。(令和元年11月12日)

 今日が1,6年生、明後日木曜日が3,5年生、さらには金曜日が2,4年生と今週は参観週間です。私が小学生の頃、参観日は朝からそわそわして、母が来るのを楽しみにしていました。後ろばかり見て、叱られたこともありました。今朝、1年生の児童が「今日は参観やねん!」と教えてくれました。張り切っていました!

 さて、本校には掲示板を廊下に数多く設置しています。様々な掲示をしていますが、校長室前の廊下の「学校だより・学年だより等」の掲示板、「チャレンジスタディ」の掲示板の前は、特に立ち止まる人が多いように感じます。

 発信する学校にすることも私の目標の一つですが、発信は受信があって初めて意味のあるものとなります。たくさんの児童がいい意味で刺激を受けたり、たくさんの保護者や地域の方に掲示板を通して、本校のことをさらに知っていただけることは大変うれしいことです。

2019年11月11日月曜日

「答えのないドリル」は自分探しの旅へのチケット!(令和元年11月11日)

 金曜日(https://mashita-principal.blogspot.com/2019/11/118.html)に続いて、今日は4年2組が大阪人間科学大学の皆さんと、ドリル「ニッポンのしゅくだい」を使ったワークショップに取り組みました。日本の社会の課題にふれ、自分も解決策を考えたいという児童の意欲を感じました。一人ひとりが、何が自分にできるのかを見つける旅に出発できたのではないでしょうか。

 「つながりのまちづくり」に参画できる大人に、きっと育ってくれるものと期待します。大阪人間科学大学の皆様、素晴らしい機会をありがとうございました。

収穫の喜びは感謝とともに!(令和元年11月11日)

 今日は11月11日。いろいろな日として有名です。商品名を出すことは、あまりよくないのですが、わかりやすいのでまず紹介します。「ポッキー&プリッツの日」なぜ、今日がその日なのかわかりやすいですね。他には「美しいまつ毛の日」、「鮭の日」、「豚まんの日」など、全部で30以上あるそうです。 なぜだかわかりますか?

 さて、昨日、一昨日と市役所で開催された農業祭に3年生が「鳥飼なす栽培体験」について、5年生が「米作り体験」について、それぞれ模造紙1枚にまとめての発表を出展しました。そこには収穫の喜びとともに感謝の言葉が綴られていました。

 収穫への願い、そして苦労、その向こう側にある喜び、そして感謝。一人では味わえない体験です。農業を営む方の思いに触れる貴重な時間を過ごさせていただき、関係の皆様に改めて感謝申し上げます。

足が速くなったよ!(令和元年11月11日)

 11月8日の2年生の50m走タイム測定の結果は、9月6日の測定記録と比較すると、学年平均では0秒39速くなっています。約2か月の取組みで素晴らしい成果です。ご指導いただいた日本ストリートダンススタジオ協会の皆様に改めてお礼を申し上げます。と、同時に楽しく続けることが伸びることには欠かせないと感じました。なお、一番タイムが縮んだ児童は何と1秒95!素晴らしい!

2019年11月10日日曜日

秋の行事で(令和元年11月10日)

昨日、今日と様々な行事が行われました。味舌小学校児童も貢献しています。健康まつりには6年生が健康づくりポスターを出展、優秀賞をはじめ多くの児童が入選しました。

農業祭には5年生が米作り体験を、3年生が鳥飼なす栽培体験を、それぞれまとめたものを出展しました。

環境フェスティバルでは、4年生児童がゴミ減量化・環境絵画展に出展していましたが、教育委員会賞、努力賞に入賞した児童が表彰状をいただきました。

「味舌小学校、頑張ってますね!」今日、何度もそう言っていただきました。嬉しく、誇らしく思いました。「入賞作品だけでなく、全体が頑張っているという印象を受けますね。」そんな言葉もいただきました。益々嬉しくなりました。

このような機会をいただきありがとうございました。

2019年11月9日土曜日

大きな成果あり!(令和元年11月9日)

昨日、2年生で50m走のタイム測定を実施しました。9月6日にタイムを測定してから、約2か月です。運動会でも「足が速くなるダンス」に取り組み、その後も体育の授業の準備運動にダンスを取り入れるなど、取組みを継続してきました。さて、結果は…。

大きな成果あり!5月から6月にかけて実施した時と比べて、大ジャンプ!詳しくは後日お知らせします。

2019年11月8日金曜日

優しさと思いやり!ヒーローには必要です!(令和元年11月8日)

 『答えのないドリル』『日本の社会問題を考える』『優しさと思いやり』 今日のキーワードです。答えがないということは、自由な発想が生かされるということ。日本の社会問題は未来を担う小学生も考えるべき問題。優しさや思いやりは自分にとっても周りの人にとっても、元気の出る薬です。

 摂津市に、そして味舌小学校区にある大阪人間科学大学の大学生が主体となって明るい未来を創造するために発足された「未来科プロジェクト」(https://www.ohs.ac.jp/miraika/)は、一人ひとりがどう社会の課題に向き合っていくかを考えるものです。そのプロジェクトから答えのないドリル「ニッポンのしゅくだい」が誕生し、本日そのドリルを使用してワークショップを4年1組で行いました。

 大阪人間科学大学から教職員の皆様、12名の大学生にお越しいただき、午前9時40分から11時25分までのワークショップは楽しく、そして活気のあるものとなり、日本社会の課題(本日はドリルの中から、・地域のまちづくり ・外で遊べる場所がない ・SNSのコミュニケーション の三つの課題の内から一つをグループで選び、解決策について考え、発表し合いました)について考える素晴らしい機会となりました。

 やがて児童も大人になり、地域で生きる中心になっていきます。自ら課題解決を図る姿勢を育むことは大変重要なことであると考えます。11日(月)には、4年2組においてワークショップを開催します。

2019年11月7日木曜日

最後は魔法に頼らず自分の力で!(令和元年11月7日)

 劇団 歌舞人(かぶと)(http://kabut.info/)の皆さんにお越しいただき、今日は演劇鑑賞会を開催しました。演目は「アラジンと魔法のランプ」。児童は様々な場面で歓声を上げ、大満足でした。この催しはPTAから補助をいただき、毎年行っているものです。ありがとうございました。

 それにしてもプロはすごいです。今朝、7時20分に本校へ来られ、それから舞台セットや照明の準備。体育館がシアターに変身!そして、メイクや衣装の準備。朝、出会ったお兄さん、お姉さんはアラジンと魔法のランプの登場人物に変身!そのギャップに驚くとともに、さすがはプロ!と感心しました。

 劇団 歌舞人の本拠地は東京と伺っています。皆さん、遠いところからありがとうございました。今後、益々のご活躍を!(※写真撮影については劇団より許可をいただき、ブログに掲載させていただいています。)

2019年11月6日水曜日

本は人の引き出しを作る!(令和元年11月6日)

 皆さん、おはようございます。11月に入り、朝夕は寒いぐらいです。風邪をひいている人はいませんか?健康管理には十分気をつけてくださいね。

 さて、現在読書週間の最中だということを皆さんは知っていますか?10月27日の文字・活字文化の日から11月9日までの2週間、本をしっかり読みましょうという全国的な取組みが読書週間です。味舌小学校の図書室にもたくさん本があります。読書サポーターの先生も図書室にはおられます。皆さん、この期間にたくさん本を読んでくださいね。

 ところで、本という漢字を皆さんは知っていますか?1年生は習ったばかりかな?木という字の根もとに近いところに横棒が一本入ると本という字になりますね。本という字はBOOKという意味ですが、もともとは物事のもとになることという意味を持っています。だから基本とか本当という熟語がありますね。本をしっかり読めば、人の引き出しが増えます。本を読むことで、たくさんのことを知ったり、考えたりすることで、人としてさらに大きくなれるということです。人の基本を本は作ってくれますね。

 この後、来週に開催される連合音楽会に出場する1年1組が皆さんに元気な歌声を披露してくれます。よろしくお願いします!

2019年11月5日火曜日

今日は津波防災の日(令和元年11月5日)

 今日は『津波防災の日』です。午前10時に本校を含む学校や市役所など市内16か所の公共施設のスピーカーから訓練放送が流れました。「大地震が発生しました。身を守る行動を!」流れた放送の主旨はこのようなものでした。

 今日が『津波防災の日』に制定された理由は、大阪府のホームページによると次のように記されています。「津波について国民の理解と関心をより高めるため、平成23年(2011年)に制定した「津波対策の推進に関する法律」(平成23年6月24日法律第77号)で、11月5日を「津波防災の日」に定め、全国各地で津波防災訓練や意識啓発の取組みを実施しています。この11月5日は、嘉永7年(1854年)に発生した「安政南海地震」により、大津波が紀伊半島を襲った日です。その時に、和歌山県の広村(現 広川町)で、稲むらに火を放ち、暗闇の中で逃げ遅れた村人を高台に導き、多くの命を救った「稲むらの火」の逸話に由来しています。」

 制定されてから8年。制定されたのは東日本大震災の年でした。時間が経過しても防災・減災の意識は向上こそすれ、低下させてはいけません。災害は、特に地震はいつ発生してもおかしくありません。「稲むらの火」の逸話をご存知でない方はこちらのページをぜひご覧ください。(https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/inamuranohi/siryo_inamura.html 和歌山県有田郡広川町ホームページより)

2019年11月4日月曜日

とにかく何かを始めよう!(令和元年11月4日)

私が小学校6年生の終わりから中学1年生の終わりまでの1年間、「飛び出せ!青春」というドラマが放映されていました。主題歌の「太陽がくれた季節」が大ヒットし、話題になった青春学園ドラマでした。

このドラマに出てくる新任高校教師がカッコよく、小5の時から教師を夢見ていた私にとっても、このドラマの影響でさらに教師への憧れが強くなったのを覚えています。

そして、このドラマで印象に残り、今も私の生き方に影響を与えてくれたのはこの言葉です。それは、「Let's begin!」、とにかく何かを始めよう!でした。

「練習して下手になるやつはおらん!」これは蒲刈島でカッター訓練をした時の指導員の方の話でしたが、「何かを始めて成長した人はいても、何もしないで成長した人はいない。」というのが Let's begin! ではないでしょうか?

実は、カッター訓練の指導員の方は元高校の体育の先生でした。

2019年11月2日土曜日

人生の出発点(令和元年11月2日)

今日、私用で天王寺を訪れました。写真は私が写したものではありませんが、大阪鉄道病院の前を通りました。

父が肺結核で長く入院した病院です。そして私が生まれた病院です。そして叔母が看護師として働いていた病院です。

人生にはいろいろなことがあります。笑うこともあれば、泣くこともあります。この病院で私はオギャーと泣きながら生まれました。

誰もが人生は泣くことから始まります。それは笑うことのうれしさやありがたさを感じるためにスタートはそんなふうに設定されているのだと思います。

私と私の家族がお世話になった病院の前を久しぶりに通り、改めてたくさんの人が笑顔で過ごせるように、頑張りたいと思いました。

2019年11月1日金曜日

教師の役割(令和元年11月1日)

全国学校体育研究大会が幕を閉じました。2日目の分科会はさいたま市立常盤小学校での公開授業、研究発表に参加していましたが、今日も実り多い一日でした。若い教員が来年度4月からの新学習指導要領完全実施へ向けて、体育科での授業づくりを中心に学校一丸となって準備を進める姿には大変刺激を受けました。質の高い研究、そして研究協議について、本校の教員にもしっかり伝えなければと思います。

昨日の阿久根さん(元甲子園球児、東京六大学で活躍、元FC東京社長)の講演で、自立を促さない指導が子どもをダメにするという話はドキッとしましたし、考えさせたり、発見させたりする一言がコーチングには重要だと話されていることにこれは教員にも当てはまると感じさせられました。

指導しないのではないのです。しなければ放任です。かと言って枝葉のことまで押し付けることはいけません。しっかり方向性を示し、見守ることが大切だと教えていただきました。

そのことと今日の指導講評でお話しいただいた東京学芸大学の鈴木先生の「教師の役割」の内容は重なってきます。教師は指導することに躊躇してはならないのです。

ただし、指導の中身が問題です。子どもに気づかせる、子どもから引き出すということが大切なのは昨日の講演の話と共通します。また、できると身に付けるは違います。できるは「たまたまできる」ことがありますが、身に付けたものはずっと役に立ちます。授業は子どもたちに力を身に付けさせるために行っているのです。

いろいろ考え、そして反省もし、明日からのやる気にもつながった二日間でした。心と頭にしっかり詰め込んで、大阪へ帰ります。





よし!やってみよう!(令和元年11月1日)

6年のフラッグフットボールの授業です。パス攻撃、ラン攻撃と攻めのバリエーションも増えています。2年、4年と続けて参観させていただいたので、課題が難しくなってきていることがよくわかります。一方で系統的に指導すれば、かなり面白いことができることも実感しました。

作戦を話し合ったり、確認した後、自然に「よし!やってみよう!」という声が出ていました。また、試合の中で失敗しても誰も責めません。「ドンマイ!」の声が自然に出ています。

常盤小学校の体育科での「主体的・対話的で深い学び」が実現できる授業づくりの取組み!参観させていただき、ありがとうございました。昼からの研究発表と協議も楽しみです。