2019年11月19日火曜日

どっちもゴール!(令和元年11月19日)

 午後から鳥飼西小学校の校内研究授業の指導助言講師を依頼され、出張していました。教科は体育、4年生ゴール型ゲーム「どっちもゴール」の授業でした。「どっちもゴール」はハンドボール型のボールゲームで、攻撃側は二つのゴールのどちらへ攻めてもいいというゲームです。得点を取れる機会が増え、意外性があるので、児童にも大人気でした。練習をしたり、作戦を考えたり、あっと言う間の45分でした。

 私は授業の講評とともに、小学校新学習指導要領の体育に関わる部分のキーワードやこれからの体育のあり方について話しました。かつて日本では、スポーツを体育と訳しました。しかし、スポーツには体育以外にも知育や徳育の部分もあり、文化とも呼べるものだと言えます。したがって、様々なジャンルがあり、様々な楽しみ方があるものです。「する」以外にも「みる」「支える」「知る」こともスポーツへの関わり方です。学校での体育という教科の名称は変わらないかもしれません。でも、生涯にわたってスポーツを楽しめるきっかけが体育の授業を通してつかめれば素晴らしいことです。

 本校でも、体育の授業改善はこれからの課題です。スポーツへのあこがれを抱き、自発的に取り組んだり、失敗を修正しながらよろこびを感じることができるよう、学校体育のあり方を考えていきたいと思います。

 ちなみに来年から体育の日の名称は「スポーツの日」と改められ、来年に限り7月24日(東京オリンピックの開会式の日)がその日と定められています。令和3年(2021年)からはこれまでの体育の日と同様、10月の第2月曜日がスポーツの日となります。