2019年1月16日水曜日

明日、1月17日…。(平成31年1月16日)

 2年2組、3年1組の児童は学級閉鎖で登校していない今日、1月16日。風邪やインフルエンザで欠席している児童は36名。全体で約3学級分の人数が登校していない味舌小学校は寂しいです。皆さん、早く元気になってくださいね。

 明日は1月17日。阪神淡路大震災から24年が経ちます。今とは祝日法が違っていて、当時は1月15日が成人の日で、日曜日と重なっていたため、16日は振替休日。1月17日は火曜日でした。午前5時46分に大きな揺れで目が覚めた私は、飛び起きてタンスをおさえていました。倒れて子どもたちがけがをしないようにと思ったからなのでしょうか?無意識にそのような行動をとっていました。当時私はマンションに住んでいましたが、家の中は時計が一つ落ちたぐらいで被害はほとんどないように見えましたが、しばらくすると天井から水がたくさん落ちてきました。水道管がずれて水が噴き出していたのです。

 当時、私は摂津小学校に勤務していました。学校へ行く途中、塀が倒れていたり、屋根瓦が滑り落ちていたりしているところを何か所も見ました。学校では図書室の本が散乱したり、資料室がぐちゃぐちゃになったりしていました。私の家の近所に両親が住む家がありましたが、食器が割れ、お酒の瓶が割れ、仏壇がひっくり返り、すごいことになっていました。大地震がいつかは来ると言われていましたが、いつかというのは今日のことだったんだと思いました。

 昨年、6月18日に大阪府北部を震源とする大きな地震が発生したのは記憶に新しいところです。そして、報道では南海トラフでの大きな地震がこの30年以内に発生する確率は70〜80%と報じ、昨年の地震も教訓にしながら一層の備えが必要と言われているところです。

 児童の皆さんには、いつかは大きな地震が来るということを知り、命を守るための備えをして欲しいと考えています。食料や水をはじめ非常時に必要なものを用意するとともに、地震などの災害発生時に「命を守る行動」をとれるよう、知識と技能を身につけて欲しいです。大切な大切な皆さんの命は、「命のチェーン」でつながってきたもので、粗末にしてはいけません。つながってきた人の内、誰か一人でも欠けると今のあなたはいないのです。未来のためにも、皆さんはしっかり命を守ってください。