味舌小学校の皆さん、おはようございます。そして、新年明けましておめでとうございます。皆さんはお正月をどのように過ごしていましたか?いよいよ三学期が始まりました。6年生にとっては小学校生活最後の日々を過ごすことになります。やり残したことがないように頑張って欲しいと思います。
さて、今年は何年か皆さんは知っていますね。そう、いのしし年です。「猪突猛進(ちょとつもうしん)」という言葉に代表されるように、いのししはガムシャラに突き進むというイメージで、周りを見ないとか、わがままというようなイメージでとらえられがちです。実際のところいのししは、走っていて急ストップもできますし、方向を急に変えることもできるそうです。それに泳いだり、ジャンプすることもできるそうです。一度走り出したらそのまま突き進んでしまうというイメージとはずいぶん異なりますね。
以前、山の中でいのししにばったり出会ったことがあります。それも夜のことで、いのししの目が光っていました。しばらくにらみ合った状態が続きました。数分経って、私が少し息を吐いた時、いのししもホッと息を吐き、クルリと後ろを向いて立ち去っていきました。後で調べると、ジッとにらみ合っていたことがよかったようです。実はいのししは大変臆病で、神経質な性格で、おどかされると怖さのあまり、逆に襲ってくることがあるそうです。
また、いのししの肉は大変美味しいです。そのため、飼い慣らし、品種改良を重ねました。それが豚です。豚は肉をたくさん取るために、胴が長くなり、後ろ足の辺りに肉がたくさんついています。いのししはどちらかと言うと前足から胸の方が発達しています。豚はもともとはいのししだったのです。
調べてみるといのししのことがいろいろわかります。とてもいいところがたくさんありますし、一般的に言われているイメージとはずいぶん違うこともわかります。どうか皆さん、周りにいる友達のこともよく知って、その良さをたくさん見つけてください。勝手なイメージで人のことを決めつけていることはありませんか。外見からはわからない良さを誰もがたくさん持っています。今年は人のことをたくさん知って、良さをたくさん見つけて、皆が仲良くできる年にしてくださいね。では、皆さん、今年もよろしくお願いします。