またまた4年生に関係のある話です。今日の20分休み、私は4年生の教室や廊下にいました。その時に一人の4年生女子児童から質問されました。「これまでに叶った夢、ありますか?」私は考えました。もちろん叶った夢はたくさんあります。小学生のころからの夢だった教員になることができ、今に至っています。でもどれを答えていいのかがわからなかったので、「たくさん叶いました。」と答えました。すると、「叶えたい夢はありますか?」と次の質問が飛んできました。また迷いました。何を答えるかについてです。小さな夢から大きな夢まで本当に夢はたくさんあるからです。そこでこう答えました。「幸せになりたいなあ。」それに対してその児童は、「今、幸せでしょ!幸せをちゃんと見とかなあきませんよ!」と私に言いました。
校長室へ戻ってから、このやりとりをふりかえり、なるほどなあと思いました。「働くことができて、毎日生きていることを実感できるこの貴重な時間に感謝することを忘れているかもしれない。」「今を幸せと感じ、その幸せを広げたり、伝えたりしなければならないなあ。」何気ないやりとりから日々の幸せを思い出させてくれました。
そんなことを考えながら廊下へ出ると、違う児童からの質問です。「校長先生、何歳ですか?」「150歳!」と答えると、「そんなに歳とってるわけないやん!80歳か70歳ぐらいと違うん?」との返事。「もっと若いって!」と私が言うと、「50歳か40歳ぐらい?」と大幅に数字がダウンしました。「実は20歳や!」と私が言うと、「それはあり得へん。」と児童は笑いながら去っていきました。