2020年1月23日木曜日

はちみつと地球温暖化(令和2年1月23日・朝会にて)

 おはようございます。朝から激しい雨です。登校の時、濡れませんでしたか?私は校門のところに立っていて、ずいぶん濡れてしまいました。皆さん、風邪をひかないでくださいね。

 うるおいの庭の柵や花壇のところで遊んでいて、大きなけがをした人がいます。柵や花壇は、遊ぶものではありません。いろいろ危ないことをする人もいると聞いています。安全のこともよく考えて行動するようにしてください。早くけがが治ることを願っています。

 さて、今日の話は「はちみつ」についてです。先日、友人から小さな瓶に入ったはちみつをもらいました。そのはちみつですが、百貨店に行った時に同じものを売っていたので、値段を見るとびっくりするぐらい高い値段でした。そして、その時、日本でのはちみつの生産量が減っているという話を思い出しました。それはなぜなのでしょうか?

 はちみつは「養蜂家」(ようほうか)といって、ミツバチを飼う人がミツバチを野に放って、みつを集めたものをさします。最近、レンゲやクローバーの畑が減っていて、そのためにはちみつの生産量が減っているのだと思っていました。田んぼや畑がずいぶん少なくなっていますからね。ところが、それだけではなくて、例えば学校の桜の満開の時期が依然と比べて早くなっていることも関係しています。他の花も咲く時期が少しズレてきていますが、養蜂家やミツバチからすると、計画通りに行かなかったり、あれ?花がないぞ!と困ってしまうのです。

 そして、たくさんの雨が長く降ることが多くなったことも原因の一つです。一昨年も昨年も豪雨が日本の各地に大きな被害をもたらしましたが、雨が降ると活動できないミツバチにとっては長雨、大雨はみつを集める活動ができません。

 また、野生のシカやイノシシが増えているそうですが、野山の草や木をたくさん食べてしまい、花が咲かなくなってしまうこともあるそうです。これは雪があまり降らなくなって、野生動物にとってエサが少なく、活動ができない冬の時期が過ごしやすくなっていることが原因とも言われています。

 このように見てくると、はちみつの生産量が落ちてきていることが、あることと関係していることがわかるのではないでしょうか。そう、地球温暖化と関係していると言えそうです。こんな身近な生活にも環境の問題は影響しているのです。

 はちみつが安く買えるためだけでは、もちろんありませんが、日本の、そして世界の人々が安心して暮らせるよう、地球温暖化を食い止めるために、私たちができることを日々の暮らしの中で行っていかなければなりません。何ができるのか、皆さんよく考えてみてくださいね。