2020年3月24日火曜日

「幻の」修了式(令和2年3月24日)

 いつも難しいと感じていることは、スケジュールの管理です。多くのしなければならないこと、たくさんの学校を訪問してくださる方、出張、会議…。校長室の予定表はびっしり埋まってしまいます。手帳やスマートフォンも使って、重ならないように、忘れないように管理しています。今朝、7時30分に胸ポケットに入れていたスマートフォンがブルブルっと振動しました。1時間後に修了式が始まるという知らせでした。それを見て、「ああ、本当なら今日は修了式。体育館に全校が集まり、私から児童へ話をし、その後各学級でいろいろなドラマがあったんだろうなあ。」と思い、寂しくなりました。

 昨年の修了式(https://mashita-principal.blogspot.com/2019/03/31322.html)から1年経ちました。あの日のことを今でも思い出します。泣きながら下校する児童もたくさんいました。その日のブログには「さよならは別れじゃない。ゴールはスタート。さよならは次のスタートの約束の言葉。新しい出会いや発見を楽しみ、また素敵な学級を創ろう!さよならはそんな約束の言葉。 」と、記しました。(https://mashita-principal.blogspot.com/2019/03/31322_22.html)「この1年、また新しい出発をして、新しい出会いや発見はありましたか?また、4月から新しい出発です。出会いと別れを繰り返しながら人は成長するんです。」と、児童の前で話したかったです。

 そして、「幻の」修了式では、「止まない雨はない。明日はまた新しい日が昇る。辛いこともある。でも辛いことばかりじゃない。」と、しなやかで、たくましい児童になって欲しいとの願いを伝えるつもりでした。さらに、「今、辛い人の傘になってあげよう!今、暗い夜を迎えている人の灯りになってあげよう!それができる人が優しい人です。」とも伝えたかったです。優しさは何よりの強さですから。

 臨時休業で学校に来ることができない児童に、このブログで、そして、今日一斉家庭訪問を実施し、各家庭に配付した今年度最後の学校だよりで、私の願いが少しでも届けば幸いです。