2019年9月12日木曜日

河川における水難事故を防ごう!(令和元年9月12日)

 この前の土曜日(9月7日)、高槻市の芥川で2名の方が亡くなる水難事故が発生しました。事故発生現場は、私が小学生の頃よく遊んでいた場所で、魚を捕まえたり、時には浅いところに入って水遊びをしたりしていました。その場所で痛ましい事故が発生し、ニュースを見て大きなショックを受けました。

 昨日も短時間に激しい降雨があり、河川が増水しました。いつもとは違う様相を見せる川の流れですが、増水した河川には絶対に近づかないようにしてください。また、大雨、洪水、雷などの警報や注意報が発令されている場合は、急激な増水の恐れもあり、河川への外出も控えてください。

 河川の上流で大雨が降った場合にも、河川の急激な増水の可能性があります。天候に関する情報に十分注意し、急激な増水の恐れがある場合は、速やかに河川から離れてください。

 また、7日に生起した事故は大雨の日ではありませんでしたが、河川には目に見えない深みがある場合があり、浅く見えるところでも水難事故に遭う恐れがあります。遊泳や川遊びが禁止されていない場所であっても、子どもだけで河川には遊びに行かないようにしてください。

 もし、河川で深みにはまり、おぼれそうになった場合には泳ぐのではなく、先ず浮くこと。服や靴を脱いではいけません。呼吸を確保して、助けを待ちましょう。また、助ける方も飛び込んで、泳いで救助しようとせず、周囲の協力を求め、救助を要請しましょう。水難事故では二重遭難、二次被害が発生することが少なくありません。

 今朝の山田川の水量は昨日とは違って少なくなっています。しかし、堤防のブロックをよく見ると濡れているところがあったり、生えている草が横向きになったりしていて、水量が多くなっていたことや流れが速かったことがわかります。安威川でもカルガモが、今朝は優雅に泳いでいました。穏やかに見える川面ですが、特に川の中央部分は昨日の増水で深くえぐれているかもしれませんし、浅く見えるところでも上流から流れてきて溜まった土砂が柔らかく、上に乗ると深く沈んでしまうかもしれません。

 校区や校区の近くに河川が多くある味舌小学校。川と親しむことは重要ですが、水難事故を防ぐことも重要です。「命は一つ」です!